しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

進化し続ける「ポエタ」@フレンズオンアイス2023

やっとやっと…フレンズオンアイスのコラボ企画「ポエタ」を見れた。

 

カメラワークが一部良くなくて😓なところが残念だったけど、想像の遥かに上を行く出来栄えに感動🥹

相当気合い入れて準備したんだろうなというのがわかるぐらい、オリジナルとは全く別物の魅力的なプログラムになっていた。

 

冒頭のランビ氏ソロパートの曲はオリジナルでは使用していない部分だから、一から全部新しい振り付け。

ポーズや手の指一つ一つの動きに、フラメンコ💃の動きを取り入れて、ポエタの世界をしっかり作り上げて、村元哉中ちゃんにバトンタッチ。

振り付けの一つ一つが現役時代のフリープログラムよりも格段に繊細で「ここまで神経を行き届けさせるのか。」と驚くばかり。アートの極み。

 

一番の収穫は、村元哉中ちゃんの、ソロでもパートナーと組んでもアイススケーターとしての魅力を存分に見せた演技を見られたこと。

ソロパートでは、故クリス・リード氏との「ポエタ」のときと同じ赤いサーキュラースカートを翻しながらキリッとカッコよくかつ艶やかに踊り、アンドリュー・ポジェ氏とのパートでは、スピンするポジェ氏に腕だけ掴まれたまま、体を空に浮かせたまま何回も回転するリフトを披露し、アイススケーターとして体幹の強さを見せた演技に目👀が釘付け。

その後のステファンvsDaiのステップ対決はだいたいこんな感じかなという想像ができてた分、哉中ちゃんの演技の方がより印象に残った。

 

最後のパート。

「ポエタ」が初披露された2007年世界選手権のメダリスト🥈🥉によるステップ対決は、オリジナルの振付けがカチッとしてて難しいから大輔くんの必死さが伝わってきた。二人の動く範囲が広いからカメラが追いきれず…二人がリンクの隅と隅の対角線上に対峙して中央に向かって滑るシーンは横から見たかったなぁ。奥に位置してたランビ氏があまり良く見えず。

ただ、二人の個性の違いが面白かった。

フワッと柔らかくバレエダンサーのように手を上げるランビ氏に対し、力強く羽ばたくように手を上げる大輔くん。

グイグイと前に進む大輔くんに対し、左右にハラリハラリと弧を描いていくような身のこなしのランビ氏。

最後は二人で決めポーズでフィニッシュ。

 

「ポエタ」を通じて、ステファン・ランビエールというスケーターの魅力を再発見。コラボ企画を提案した荒川静香さんには感謝感謝。

 

おまけの話

フレンズオンアイスではショーの最後に振付師の紹介があり、各プログラムのスケーターがちょこっとそのプログラムを滑るというコーナーがあって。「ポエタ」では、大輔くんに促されてフレンズ初出演だった島田高志郎くんも4人と一緒に滑ってた。その完コピぶりに深い師匠愛を感じる。

なんで大輔くんが高志郎くんが滑れることを知ってたんだろう?高志郎くんがランビ先生が振り付けしたときに作ったお手本動画に参加してたとか?

そして師匠の現役時代のプログラムを見たことがないと言って、ランビ先生をビックリさせた、あの教え子は今回のコラボを見たんだろうか?

色々気になるところではあるんだけれども。

 

おまけのおまけ


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