しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

ネーベルホルン杯2023 男子シングル

まだシーズン序盤なのに、見応え十分。

今年の男子シングルも熾烈な争いになりそう。

 

アダム・シャオ・イムファ選手🥇合計279.57点(SP1位:95.17点,FS1位184.40点)

今年も独特の世界観がある面白いプログラム。

フリーは4本の4回転投入。しかも4Lz飛んでる😱

なんであんな動きできちゃうのっていう、体を斜めに捻って空中で回転できる身体能力の高さを存分に活かしたコリオシークエンスも魅力的だし、昨季よりもトータルで10点以上上積みして確実にバージョンアップ。GPFに行きそうな勢いを感じる。

 

友野一希選手🥈合計265.78点(SP2位:93.55点,FS2位:172.23点)

4回転ジャンプが高い‼️あんな高さ、去年見たっけ?

SPは友野選手の疾走感と体から放たれるパワーを感じさせる表現力という持ち味の良さを生かしたプログラムになってた。THE ICEのときの「らしくないなぁ」という不安は払拭。何が違かったんだろ?

フリーは今までとは違うしっとりしたプログラムだけど、何度も観たくなる名作になる予感。

 

島田高志郎選手🥉合計247.43点(SP3位:79.57点,FS3位:167.86点)

SPは3A、フリーは4Tとジャンプそれぞれ1本失敗。それが上2人との大きな違い。ジャンプの安定感がどうしても欲しいところ。

フリーの「死の舞踏」は、今季初試合の演技だったのにあっという間に終わってしまい、何度も見直してしまうほど、魅力的な作品になってる。これは代表作になりそう。

ランビ先生による👹な振付けは高志郎くんの頑張りもあって期待を裏切らない出来栄え。個性的かつ美しい。

そして、演技以前のビジュアル面がいつもにも増して大成功👍。

ワンピース・オン・アイスでのサンジ役で絶賛された、長い手足を細めに美しく見せるデザインの衣装。黒一色でシックだけど上半身はゴージャスで。これに加えて、黒のアイラインを引いたメイク。

序盤の鳴り響くピアノ🎹の低音は死界から聴こえる轟音のようでオドロオドロしく、後半の高音で繊細にポロポロと奏でられた音はガイコツ☠️が踊るたびに骨🦴💀をカシャカシャ鳴らしてる音のよう。

演技が始まると黒い悪魔👿かガイコツ☠️がニヤリとしながら妖艶に死の世界に誘うかの如く踊っているように見える錯覚も。

宇野昌磨選手のときにも感じるけど、ランビ先生って美しいだけではなく印象的な選曲をするセンスがズバ抜けてる。弦楽器が主旋律を奏でるオーケストラ ver.の音は音階の切れ目なく繋がり美しい響きだけどする〜と流れて引っ掛かりがない。一つ一つの音の粒がハッキリ聴こえるピアノver.は他の「死の舞踏」とは一線を画す個性がある。

そんな仕掛けをした演技後のランビ先生はえらくご機嫌🥰

フリーとトータルで自己ベスト更新できたからかな?(インスタ↓に自己ベスト更新おめでとうって書いてあった)

ランビ先生のインスタのストーリーより

 

まだまだ序盤。どうこのプログラムが進化してくのかが楽しみ。

 

演技後のこぼれ話

この3人の並びはほっこり☺️するなぁ。高志郎くんと友野くんはもともと仲良しだし、アダムくんは今年のアイスショーで友野くんと仲良くなったみたいだし。3人の笑顔の写真がいいんだよね。

ちなみに、試合後のカンファレンスで高志郎くんは友野くんの通訳もやってあげてたみたい😁

 

エキシビジョン

友野選手のエキシビション「Jazz Machine」に島田選手が友情出演。

ノリノリで力一杯友野くんが座るパイプ椅子をスケーティングしながら押しまくる高志郎くん。意外とスピード出てたのか座り直してから中腰の姿勢で飛び出す友野くん。仲良し男子が国際大会で楽しんじゃってます😁

 

さて、一方今週末の日本では、全日本選手権の予選も兼ねたブロック大会開催中。

東京は、4回転を武器に表現力を磨いてる鍵山優真、佐藤駿、三浦佳生の仲良し若手3人組が表彰台を独占。鍵山選手は合計284.75点を叩きだしての優勝。

中京は、山本草太選手がSPで4回転2本揃えて100点越えで優勝。

だとか。もう熾烈な世界選手権の代表争いが始まっている。どの選手も応援したい❗️3枠じゃ全然足りないんだよねぇ😩