- アーティスト:ゴスペラーズ,ajapai,黒沢薫,Jazztronik,村上てつや,ゴスペラーズ meets ナニワエキスプレス,ゴスペラーズ with Howie D.,加藤登紀子,Fairlife,島健,kitago-yama
- 出版社/メーカー: キューンレコード
- 発売日: 2007/11/28
- メディア: CD
聴いたことがない音源が結構あっていいんではないかと。
収録曲
1.Stand By Me / ゴスペラーズ(原曲:Ben E. King)
2.It Still Matters〜愛は眠らない / ゴスペラーズ with Howie D.
3.夏のクラクション / ゴスペラーズ(原曲:稲垣潤一)
4.ギタリズム / 加藤登紀子×村上てつや
5.うつぼかずら / Fairlife featuring ゴスペラーズ
6.思い込み / ゴスペラーズ(原曲:小椋 佳)
7.The Longest Time / ゴスペラーズ(原曲:Billy Joel)
8.CHATTANOOGA CHOO CHOO / 島 健 featuring ゴスペラーズ(原曲:グレン・ミラー楽団)
9.Rebirth / kitago-yama
10.沈まぬ夕陽 / ajapai featuring 酒井雄二
11.満天の星の夜 / 黒沢 薫 duet with 夏川りみ
12.流星 / Jazztronik featuring 黒沢 薫
13.タクシーと指輪とレストラン / 村上てつや(原曲:加藤和彦)
14. Dance If You Want It / ゴスペラーズ meets ナニワエキスプレス(原曲:久保田利伸)
15. Tシャツに口紅 / ゴスペラーズ(原曲:ラッツ&スター)
16. スローバラード / ゴスペラーズ(原曲:RCサクセション)
17. A HAPPY NEW YEAR / ゴスペラーズ(原曲:松任谷由実)
オリジナル、カヴァー、コラボレーション・・・どれも、ゴスには欠かせない言葉。
カヴァー。
ブレイクする前から「カヴァーアルバムを出したらいいのに。」と言われ続けて10年近く。
彼らのカヴァーアルバムは聴きたい、でもありきたりのカヴァーアルバムだったら嫌だなぁ・・・と思っていたわけでして。
こんな形で出すのもありか。
コラボレーション。
歌えない歌はない。なぜなら、歌い手だから。
そんな歌い手としての自負があるから、ブラック・ミュージック色が強いながらも、それ以外のジャンルのミュージシャンとコラボレーションできたのかも。
今回は収録曲それぞれのコメントはほんとはしたいけど、時間がないのでパス。1曲だけセレクトしてみました。
スローバラード
2000年3月3日に武道館で行われた忌野清志郎氏のデビュー30周年記念ライブの音源。まさかこの音源が入るとは・・・(驚き&嬉)やられましたねぇ。
ごそごそ当時のゴスマニアの会報を漁って、このライブ出演の記事を発見。
デモテープを送っての飛び入り参加だったため、当日発売されたパンフレットにもゴスの名前は載らず、ほとんどシークレット状態で出演したという話がありました。
記事は
近い将来には是非ともワンマンでの「ゴスペラーズ武道館ライヴ」を観たいものだ。
という言葉で締めくくられてまして。
当時は、武道館なんて夢のまた夢だよなぁ・・・なんて思っていたような。
だって、NHKのBS(だった?)で放映したこのときのゴスのライブ映像を「ええ感じだぁ〜」と喜んで見ていたら、間奏のところで、楽屋裏らしきところでザ・ハイロウズの甲本さんが「清志郎さん、30周年おめでとうございます。」とコメントしている映像に切り替わり、BGM状態からそのままフェイドアウト(涙)・・・という扱いだったもの。
お友達の及川光博氏の「いけないルージュマジック」はフルで流れたのに(ミッチーはこの曲がはまってて面白かったなぁ。)。
そんなところに、売れていないアーティストの寂しさを感じたのをよく覚えてます。
それが、1年後にブレイクして、武道館ライブもできて、フル音源を自分のアルバムに収録できるようになったんだものねぇ。
当時のことを思い出してしまうわ、この曲。
村上氏の歌い方は半端じゃない気合(というか力み)が入っているんですよねぇ。今だったら適度に力を抜いて歌うんだろうけど。
この場で、自分たちをアピールするんだ!という必死さというかひたむきさが伝わってきて、それはそれで貴重な音源かと。あの頃は下手だったんだなぁ・・・・