昨日はいろいろなところで,荒川静香選手の金メダルの話題を耳にしました。
朝6時台に中継されていたので,出勤前に見ていた人が結構いたらしく。
かく言う私も,荒川選手の金メダル決定を確認して,家を飛び出したわけで。
家に帰ってからじっくり見ようと,最終組の部分は録画。
実は,じっくりトリノオリンピックを見たのは,この種目だけ。
荒川静香選手
得意技「イナバウアー」のインパクトは大。
さっそく,マネする人続出(笑)。こんな人とかあんな人とか。
職場でも,さっそく椅子でのけぞって伸びをしている人を見て
「イナバウアーだ。」
とツッコミする光景が(苦笑)。
それはそうと。
ショートプログラムは緊張感があったけれど,フリーは他の選手とは対照的に不思議なくらいゆったりと余裕をもって滑っていましたねぇ。
ライバルのコーエン選手とスルツカヤ選手がミスしなかったとしても,金メダルにふさわしい演技かと。
9位に終わった去年の世界選手権のときのフリーの演技を録画していたので,今見返すと,トリノと全然違う。高得点をとるために,難易度の高い技をぎちぎちに盛り込み,余裕がない滑りのように見えて。
でも,トリノでは難易度の高い技を一連の流れのなかに無理なくこなしている。
「好きな曲で滑りたい!」と自分の意見を通したのが吉と出たんでしょう。
サーシャ・コーエン選手
「シルバー・コレクター」から抜け出せず・・・
ショートプログラムの演技が忘れられないぐらいよかった。
コーエン選手の魅力は,体のポジションが気持ちいいくらいピシっと決まっているところ。
手の先の先まで,神経が行き届いていてポーズが綺麗。
そして,体の柔らかさを使った,柔軟で流れるような滑りが魅力的でしたねぇ。
フリーでは,残念ながら,ジャンプを2つ失敗。
でも,そこからは立ち直って滑りきり,銀メダル。
まだまだ21歳なので,次のバンクーバーでの活躍が楽しみ。
イリーナ・スルツカヤ選手
正直,金を取って欲しかったなぁ・・・
ショートプログラムでの気迫あふれる滑りに圧倒されたのだけれども。
フリーはリアルタイムでは見れなかったけど,録画を見ていてなんだか違う感じ。
「堅いですねぇ。」とのアナウンサーの感想が出たそのあと,まさかの転倒。
まさかの銅メダル。
村主章枝選手
上の3人と比べると,技の難易度が低いのが響いて,SP・フリーともノーミスだったのにも4位入賞。
本人はそれが悔しかったようで,現役続行を表明。
アスリートというよりもアーティストと呼びたい,好きな選手なので自分が納得するまで滑り続けて欲しいなぁ。
もし,バンクーバーオリンピックに出られるとしたら29歳。
もしかしたら・・・と期待してもいいよね。
彼女のエキシビションでの滑り,期待通り楽しめてさすがの構成。
ジャンプは睡眠不足がたたって失敗してしまったけど,観客を楽しませる彼女らしさがよく出ていました。
まとめ
欲を言えば,上位3人ともノーミスだったらもっと面白かっただろうなぁとも。
でも,それだけオリンピックというのはプレッシャーがかかるものなんでしょう。
4年後は,どんな選手が出てどんな演技を見せてくれるのか。それが楽しみ。