シャラポワ人気を実感
2002年,2003年に続き3度目となる東レ・パンパシフィック・オープンの試合観戦に行ってきました。
3回とも準決勝がある5日目に観に行っているけど,シャラポワ人気の凄さを実感。
会場前の広場では,入場待ちの人の長い行列。
入場の際には,将棋倒しにならないように,しばしば行列を区切ってお客さんを誘導。
大会トロフィー
会場に入ると正面に飾ってあったのが,大会トロフィー。
日本の大会らしく,シングルスは朱色の漆塗りのプレート,ダブルスは黒の漆塗りの羽子板。
グッドデザインで好き。
第1試合〜マリア・シャラポワvsマルチナ・ヒンギス
「新旧女王対決!」なんて翌日のテレビ(サンデーモーニングより)で大きく取り上げられてた,注目のカード。
02年に足の故障に悩まされ引退をした元世界女王ヒンギス。
4年ぶりに今季復帰し,このパンパシフィック・オープンの直前に行われていた4大大会の1つ,全豪オープンではベスト8。ブランクを感じさせない結果を残している。
一方のシャラポワは,去年,この大会で優勝し,一時は世界ランキング1位にもなり,人気だけではなく実力も兼ね備えた,今女子テニス界で最も注目を浴びている選手。
復帰後,ヒンギスは最も対戦したい選手としてシャラポワを挙げ,その対戦が日本で実現。
ということもあってか,大会始まって以来最多の9000人以上のお客さんが詰め掛けたんだとか。
今回は去年の秋ごろに弟が取っていたチケットで観たので,まさかこんな好カードが観られるとは!ラッキー♪
↑はウォーミングアップ中の2人。
3階まで立ち見席あり。人,人,人。
試合の内容は,6―3、6―1でヒンギスの快勝。
↑は試合後,インタビューに応えるヒンギス。
第1セットは,持ち味であるセンターへの速いサーブ(160キロ台)が決まるなど,シャラポワらしさも見えた内容だったけど,去年優勝したときのような相手コートの厳しいコースを突いてバンバン決めていく場面は思ったよりもなくて。
結構いいコースなんだけどぎりぎりアウトが多かった印象。
それよりも,ヒンギスの巧さが光っていて。
場面に応じたスピード,球種,球足の長さ,コースのボールを正確なコントロールで相手コートにプレイスメントできる巧さを生で観て実感。
テレビではそういうところがわかりづらいかもしれないなぁ・・・と。
シャラポワがミスを連発していたけど,それはヒンギスの多彩なボールがそれを誘っていたという気がして。
シャラポワが自分の持ち味である,強打を打てば打つほど,ヒンギスのテクニックに翻弄されるという感じ。
ヒンギスさん,ほんとにブランクあったんですかぃ?
テクニシャンのヒンギスが,パワーテニス主流の女子テニス界にどう割って入っていくかが楽しみ。
シャラポワもヒンギスに負けないよう,もっと成長してくれると面白いかも。
第3試合〜カーラ・ブラック/ルネー・スタブス組vsニコルプラット/マラ・サンタンジェロ組
ダブルスはほとんどテレビで観ることができないので,トッププロのダブルスを観られるのも,この大会の楽しみの1つ。
ブラック/スタブス組は世界ランキング1位ペア。
2人ともダブルスを得意とする選手だけど,2人の連係プレー,背が低いブラック選手のネット際の動き,ボレーのラケットさばきはため息が出るくらい素晴らしかった。
明日のテレビで映さないかなぁ・・・とちょっと期待。