しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

GROOVE MISSION @札幌芸術の森野外ステージ

心の中で感激の涙を流していた。私の顔は嬉しさで一杯だった。
「愛あるイベント」
この一言に尽きます。
あまりにも極上だったからライヴの感想が書けない。
とにかく,村上氏とTAKE氏が嬉しそうに肩を組んで歌っていた姿が至福のときの象徴だった。
いつか実現したら…って思っていた,ゴスとS.O.S.のセッションがこんなに早く,しかも,こんなに近くで見ることができるとは…

Sing Like Talking
私の音楽的な感性に間違いなく影響を与えているグループ。大学生のとき,佐藤竹善氏の番組を毎週聴いていたもの。


山下達郎
出演していたわけではないけど、今回のライヴは彼の影響の大きさを感じまして。
バックコーラスをしていた竹善氏はもちろん、ゴスの村上氏と黒沢氏は間違いなく大きく影響を受けている。だからこそ、「人の歌を歌えないなんて歌手じゃない。」という達郎氏の言葉を紹介されていた。
私のコーラスとオールディズへの感性に影響を与えた山下達郎氏。好きな音楽を聴くことの楽しさとか,音楽の系譜とかを教えてくれた彼の番組が懐かしかった。(って今もやっているけど,なんとなく今は離れてしまったなぁ。)


あのセッションで音楽的なつながりがよぉ〜く見えた。それがとにかく嬉しかった。
何故に音楽を職業とするのか…自分にとっての音楽とは…音楽なくして生きられない人たちの自分の職業に対する今までの沢山の苦悩とそれを乗り越えて得た誇り,そして未来に対する戸惑いと使命感とを垣間見た気がした。

【セットリスト&コメント】

Opaening Act〜MIKIKO

1:エモーション
―MC―
2:Summer Time
―MC―
3:ひかり

ステージ度胸があるな,という印象。根性はありそうなだが,この歌姫乱立の音楽シーンで抜け出せるかどうか。将来の厳しさはゴスの比ではないだろう。でも,その強さを武器に大きくなって欲しい。歌はうまいし,力強い。

F.O.H.

「ウワサの真相」をバックに旗を持って登場。
曲名は・・・わかりません。ごめんなさい。

なんとなく洗練された感じだと思っていた。が,MCからすると素人っぽさがいい意味でも悪い意味でも残っている彼ら。ヒップホップ系のヴォーカルグループがどこまでやれるかを見せて欲しいもの。キャラは親しみやすいかも。

Sing Like Talking

1.Jack Lemmon
2.With You
〜 MC 〜
3.A Crown
4.回想の詩
5.Seasons of Change
6.Spirit Of Love

一緒に参加したSLTファンでもあるNさん曰く「今(の傾向)はロック」とのこと。ギターが鳴いている〜昔の曲もやってくれたけどなんか,綺麗だなぁ〜というだけでひっかかりがないという私的難点があったけど,今はこっち方向にいったか!という驚きも。
竹善氏のvo.の心地よさを再認識。天与の声質は貴重。

Skoop on Somebody

1:ぼくが地球を救う〜Sounds Of Spirit〜
2:Tears of JOY
―MC―
3:Sha la la
―MC―
4:Amanogawa(with 佐藤竹善
―MC―
5:Key of love
6:バラ色
7:M.F.S.B.(バラ色からメドレー)

ライヴでの展開パターンはいつも通り。
それの功罪はあるが,S.O.S.自身が自分のスタイルというものに自信を持っていることがよくわかる。このままこういうライヴを続けることについては疑問なしとはしないが。

ゴスペラーズ

1:Get me on
2:S.H.D.のテーマ
―MC―
3:Walk Softly:Karl Gravesのカヴァー
4:Bady Calling
5:Forgive me
―MC―
6:熱帯夜
7:ポーカーフェイス(熱帯夜からメドレー)
8:FRENZY

イベントの趣旨を踏まえた上でのそのイベントならではの選曲という,誠実なまでのこだわりがここでも発揮。
もう,村上氏(多分彼が企画しているはず)のライヴ構成力に脱帽。柔軟性と守備範囲の広さを見せつけまたしても,ライヴの力の高さを見せ付けられた。
でもさ,「forgive me」で歌詞が飛んで「ラララ〜」とめちゃくちゃ自信たっぷりでいい歌いっぷりで歌って直後のMCで「forgive me」巧すぎる!それってネタとしてやったんかい?っていうぐらい。

アンコール

「I BELIEVE I CAN FLY」(R. Kelly)
全員にてセッション。