しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

全日本フィギュアスケート選手権大会2006 女子シングルス・ショートプログラム

今年最後の大会で,来年の世界選手権の代表選考も兼ねている本大会。
代表枠「3」を巡って熾烈な争いになりそう。

SPの結果はこちら↓

順位 選手名 得点
1 浅田真央 71.14
2 安藤美姫 69.50
3 中野友加里 63.34
4 恩田美栄 58.62
5 村主章枝 58.56
6 浅田舞 55.56

浅田真央選手

SPで“世界最高”の71・14点をマーク。
日本の大会での得点だから,「世界最高」というのはそのまま受け取っていいのかちょっと疑問だけど,1位という順位は納得できる演技。
ショパンの名曲「ノクターン」の調べに乗って,しなやかで優雅に,レベルの高いジャンプ,スピン,スバイラルを悠々と決めていく。
去年は「コミカルな曲ならいいけど,しっとりとした曲はまだまだだろうなぁ・・・」なんて思っていたけど,何が何が。このピアノ曲によく合っている。
将来がますます楽しみだわぁ。

安藤美姫選手

トリノ五輪でのあまりにも不甲斐ない演技が嘘のような今季。
ダイエットして体を絞り,自分の売りであるジャンプをもう一回磨き直し,さらに振付師も変えてと,いろいろ努力してきたのが今季の好調の理由と言われてまして。
他の大会でのSPを観て思ったけど,このアラビアンナイトのプログラムは彼女に合っているなぁ・・・
ジャンプだけでなく,スピンもよく自信を持って滑っているのがわかる。
フリーではどんな演技を見せてくれるか,期待大。

中野友加里選手

目線の置き方にも気を配ったという,和のプログラム「SAYURI」。
紫の衣装と芸者の髪飾りを模した髪飾りがいいなぁ。
いつもながらスピンのポジションニングはキレイ。
他の選手と違うのが,脚を手で持ってスピンするとき,無駄な動きがなくスムーズにポジションを取っているところ。
オリンピックにもあともう一歩のところで出られなかったから,今度こそ。
SPの順位から十分狙えるかと。

村主章枝選手

アタシも大好きな徐々に盛り上がる難曲「ボレロ」に挑戦。
ドラマチックな演技は相変わらず引き込まれるけど,上位3人の難易度の高い構成と比べると不利な構成。しかも,3回転ジャンプが回り切れず,両足で着氷という痛いミス。
フリーだけでどれだけ巻き返せるか?