しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

スケートアメリカ2023 男子シングルSP

いよいよ始まったグランプリシリーズ。
第1戦SPから熱い戦いになっていて,目が離せない。4回転ノーミスでいかないと表彰台は厳しそう。

結果

順位 名前 国名 Points
1 Ilia MALININ USA🇺🇸 104.06
2 Kevin AYMOZ FRA🇫🇷 97.34
3 佐藤駿 JPN🇯🇵 91.61
4 吉岡希 JPN🇯🇵 87.44
5 Nika EGADZE GEO🇬🇪 85.76
6 Deniss VASILJEVS LAT🇱🇻 75.84
9 壷井達也 JPN🇯🇵 72.57

イリア・マリニン選手
今年の世界選手権の優勝候補者の一人は間違いなくこの人。
プロトコル見ると,技術点はジャンプだけで42.65点をget
4Lz+3Tを軽々と跳んでいてジャンプについては失敗する気配なし。

4T(9.50+GOE3.39=12.89)
4Lz+3T(15.70+GOE2.63=18.33)
3A(8.80(後半1.1倍)+GOE2.63=11.43)

今年伸ばしたいと言っていた表現力(Program Components)は今年の3月の世界選手権のSPのとき(カッコ内の数字)よりも軒並みup。プログラムが違うので単純に表現力が上がったという話ではないけど,伸び盛りで恐ろしい。

Composition 8.68 (←8.14)
Presentation 8.79 (←8.39)
Skating Skills 8.79(←7.96)

Kevin AYMOZ選手
調子良さそう。ノーミスで終え,演技終了後に感極まった表情。世界選手権のときよりは落ち着いていたけど,会心の演技だったのかな。ずっとジャンプの安定感が課題だったけど,失敗する気配がなく。表現力に定評があるベテランの域に入った選手なので,フリーもノーミス演技ができればGPFへ一歩近づける。
ますます男子のGPF進出争いが激しくなりそう(嬉)。

佐藤駿選手
SPは「リベルタンゴ」で宮本賢二氏振付け。
前の大会の衣装から変わってシンプルだけどゴージャスで透け感もある黒に。今年は透ける素材を使った衣装をよく見るなぁ。より大人な感じに。
ジャンプは4Fがステップアウト+アテンションが付いてGOE-4.24。
しかし,スケーティングが上手になっているし,ステップとスピンは全部レベル4👍で,Program Componentsが3つとも8点台で四大陸選手権のときよりも高い(特にPresentationが7.82→8.18)ので,表現力up作戦は効を奏しているかと。
フリーも楽しみ。

吉岡希選手
ユーロスポーツ?の解説者にそれほどストロークをしなくてもエッジへの重心のかけ方を変えて進むことができるスケーティング技術があり,上手だと褒められてましたね。
4T+3Tを含む3本のジャンプはノーミスで,シニア初参戦としては上出来。今年からメインコーチとなった長光歌子コーチが涙ぐんでたように見えた。今年新たにチェックする選手に加えることにしようかと。

デニス・ヴァシリエフス(Deniss VASILJEVS)選手
ジャンプ2ミスは痛い・・・調子が上がってこないなぁ。
昨シーズンからジャンプについては精彩を欠いているような気がするんだけど・・・心配