しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

Soul Serenade

Soul Serenade

Soul Serenade

久保田さんが「イケてない髪型=アフロ」だったとき(←その詳しいことは6月6日のエントリーをどうぞ),ゴスリーダー村上氏もアフロ*1。このジャケ写でcheck。
これが出てもう5年も経つのかぁ・・・(ため息)時の経つのは早いです。
初聴きのときの感想と今現在の感想とを比べてみると面白いので覚えている限り初聴きの感想も買いてみよっと。
このアルバム,そしてこれを引っさげて発売当日スタートした2000年のライブバンドツアーには思い入れが沢山。今でも,このブレイク前のライブツアー*2が1,2位を争うほど好きで*3


初めてオリコン10位にランクイン。
売れて来たかぁ?との予感が当たってロングヒット(オリコン最高位8位、登場回数36回)。
シングル永遠に 告白 ひとりと同時期に作られたアルバム*4。これらが売れていなかったら,かなり厳しいことになっていたようで。と追い込まれた状況だったみたい。


ポップスの色が影を潜め,ゴスが好きなブラックミュージックテイスト満載*5
これはアトランタ*6でブライアン・マイケル・コックス*7とJ・キュー*8とレコーディングしたことが大きいみたい。
というわけで金字塔的アルバムと酒井氏が言っていたのも頷けるわけで。


パスワード(Powers G Mix)

シングルよりもビートが強いかも。
ゴスのアルバムって1曲目でアッパーな曲を置くことが多い。これも典型。

永遠に(アルバム・ヴァージョン)

アルバムver.っていってもシングルと違うのは最後がフェイドアウトしていくというだけ。
終わり方はシングルver.の方が好きだ。

Forgive Me

「ごめん、俺が悪かった・・・」とひたすら謝り続ける曲。
まずは謝る、それがソウルの典型なんだそうで。

裸身

「らしん」って聴いたら「裸神」と変換してしまう。字面みてびっくり。
メロディーの美しさに歌詞の際どさが中和され、「奥ゆかしいモロ出し感」たっぷりな曲となっております(笑)。
この後何度山田ひろしの詞で妄想→悶絶させられたことか。
山田氏、おこちゃまには天敵(苦笑)。

夢の外

黒沢氏のシャウトで幕開け。
アトランタでレコーディングしたかなりブラックテイスト濃い曲です。はい。
イントロと間奏でのブライアン・マイケル・コックスの語り(?)がかっこいい!
伊達男ってこんな感じという語り口調。
今年のライブで久々に聴いた。
ダンス,振り付けはキメキメなのですがぁ〜ですが・・・(以下自粛)
こんなキメキメなのに・・・
間奏で語っているのは「これが売れなかったらレコード会社に俺が文句いってやる(以上かなりの意訳)」らしく・・・(爆)。
私には「・・・カオル・・・」というところしか聞き取れない・・・全文知りたいなぁ。

Unlimited

「♪妄想が〜暴走さ〜とまら〜な〜い、とまら〜な〜い」が一時ゴスマニアの間で大流行!!あちこちで妄想を暴走させていたゴスマニアが発生(笑)
とうとう「黒沢氏がひどい女に捨てられて、安岡氏に泣きついたらできた曲。(笑)」という妄想まで暴走させた人まで。
黒沢氏の実体験に基づくらしいと聞けば,そういう妄想もさもありなん。

Free Space

当時はマイナーだったフットサルのプロリーグのイメージソング。
W杯前の当時からのゴスのサッカーへの愛情がわかる。
「♪限りなきたぎり〜」からの念仏ブツブツ調のラップっぽいところがツボで。
「ライブではここをちゃんと歌うんだぁ〜!!」と張り切って覚えたなぁ。
でも舌を回すの結構難しい。
酒井氏ワールド,大炸裂曲。

Slow Luv

酒井氏ワールド、大炸裂第2弾。このアルバムの流れでサカイストになるかと思ったもん。
このアルバムでいっちばんのお気に入り♪
酒井氏のささやくような中低音の「♪Slow luv それは儚い」にゾクゾク。

月光

ベスト盤G10に収録。意外と人気曲*9
北山氏、高音リードデビュー曲。メロディーは北山ワールドど真ん中。
初めて普通の音域で歌うぎこちない北山氏の歌い方が今となっては初々しい。
ツインリードのもう一人安岡氏の歌い方と比べるとよくわかります。
そして,安岡氏ってアイドル声じゃない歌い方がいいなぁ〜と発見。

MIDNITE SUN

Talk boxを多用していたザップのメンバーでもあったロジャー・トラウトマンに捧げるオマージュ的な曲。
99年にロジャーは実兄に射殺(!)されるという悲劇的な最後を遂げ、ロジャーの大ファンだった酒井氏がその死を悼んで作った。
ポイントはアーバンなメロに酒井氏のボコーダーvocoder)、そして村上氏のファルセット。
2000年のバンドツアー@名古屋で実際にvocoderを演奏する酒井氏を見ました。
酒井氏が弾くシンセの音と装着したヘッドマイクフォンに発する声がボコーダに入り変換されて機械的なビヨ〜ンという音?声?が出る仕掛けのようで。
一時、これはどんな機械なんじゃと随分話題に。
ここでTalk Box*10なるものも知りました。
酒井氏が鍵盤を弾くなんてびっくりと素朴な感想。
今の方が発売当時よりもずっと好きだなぁ。

One more day

ベスト盤G10に収録。
2000年のアカペラライブツアー「アカペラ門」でのメインテーマ曲。
ライブでは一人一人が歌い継ぎ、途中から5人でハモる。
ここにぐっと心をつかまる。
発売前に仙台のラジオ公開録音と名古屋での24時間テレビの無料イベント(今なら贅沢!)ではそのアレンジで見ている。
CDver.は最初からバックコーラスがあるが,ライブver.の方が好き。
その後の2001年のアカペラライブツアー「アカペラ街」からはCDver.で。
黒沢氏が作詞作曲という点が発売当時は珍しい印象で。
それまではバラードアカペラ=北山氏が作曲というイメージがあったので。

*1:当時,ゴスマニア的には話題沸騰。「おかん」パーマだろっ!ってみんなでツッコミしてたなぁ。

*2:仙台と名古屋(←よく行ったなぁ・・・)に行った

*3:アルバムタイトルはアレサ・フランクリンの同じタイトルの曲にも引っ掛けているのかも・・・このライブでのエンディングのバックに流れていたのはその曲だったから。

*4:当初は「ひとり」はこのアルバムの1曲目に決まっていたんだけど,あまりにもいい曲なので,シングルにすることにしたんだとか。

*5:と発売当時は思ったけど。9枚目のDressed up to the Nines (CCCD)(2004年発売)を聴いてしまうとそれでもポップス色が強い気が・・・

*6:US R&Bの本場

*7:マライアやジャネット・ジャクソンなどを手がけるプロデューサー

*8:コーラスアレンジを担当。最近ヒットしたUsherの「YEAH!」の作曲した一人

*9:このアルバム,台湾やタイでも発売されており,この曲はかの地でも人気なのだ。

*10:シンセに装着されているチューブを口にくわえそれに息を吹き込んで機械的な声を作るもの。Skoop on somebodyのKO-ICHIRO氏が使用しているのを見たことあり。酒井氏もTalk Boxも試したが頭蓋骨に響かせて音を出すので、長くやってると視界が狭くなって辛かったったためボコーダに変更。クレジットにはロジャーへの敬愛を込めて「Talk Box」と記載されているが、実際はボコーダを使用(ゴスファンサイトFORESTiA works - [Fly to Sky]の「質問箱」より