しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

久保田利伸「Gold Skool」

Gold Skool(初回生産限定盤)(DVD付)

Gold Skool(初回生産限定盤)(DVD付)

2日連続で久保田氏のアルバムup
25周年おめでとうございます〜〜♪♪

収録曲

1. Gold Skool 〜Foreplay〜
2. Jungle Love
3. Wednesday Lounge
4. Winds
5. Prisoner
6. Golden Smile feat.EXILE ATSUSHI

初の男性ヴォーカリストとのコラボ曲。

声質って歌手にとって大きな武器だなぁ・・・っと思った1曲。
二人の声質が同じだからすんなり融け合って素晴らしいコラボに。
TVとかで二人の共演している姿を見たんだけど,ATSUSHI氏の久保田氏への思い入れはものすごく深くしかも真っすぐですね。
いろんな若手からのコラボのオファーがこれからもあるんだろうなぁ。

7. Gold Skool 〜The play〜
8. Still In My Mind
9. Tick Tock
10. R n’B Healing
11. 海へ来なさい

井上陽水のカバー曲

12. 流れ星と恋の雨 〜毎度オブリガート ver.〜

日本テレビ「スッキリ!」6月テーマソング

13. 声にできない 〜English ver.〜

東野圭吾原作 角川映画「夜明けの街で」(今秋公開)テーマソング

つれづれなる雑感

デビュー25周年を記念して製作されたオリジナルアルバム。
○周年記念と銘打って,ベストアルバムを出したり、セルフカバーアルバムを出したりと「実は製作側が楽してない?」というミュージシャンも結構多いなか、しかも製作のペースはじっくり型なのに、2年連続でオリジナルアルバムを発売 + 去年はコンセプトアルバム1枚もさらに製作、という姿勢に久保田氏の記念すべき今年への並々ならぬ思い入れを感じたわけで。


公式HPにはこのようなコメントがありました。

デビュー25周年を迎え、2年連続のオリジナル・アルバムの登場。
25th Yearに新作を出さぬわけにはゆかないと、精力的に制作された作品群。
アルバムテーマは「久保田利伸の素」。自身の今まで培ってきた人生の中で、影響を与えてくれたもの、ひとつひとつを題材にして構成。熱い恋、失恋・悲恋、海、NY、HERO、母親等、1曲ずつにテーマに掲げ、今まで以上のノンフィクションにトライ。今を語る洗練されたサウンドに乗せて、聴く人すべての心に添える内容となっている。
アルバム・タイトルは、自身の音楽人生をR&B、Soulという流儀の中で一貫して突き進んで来た自負と魂を込めて「Gold Skool」と名付けられる。あえて日本語にするならば、どこまでもブレない久保田流、久保田のスタイル。


読売新聞(2011年8月4日)のインタビュー記事はこんな感じ。

偽らない自分 打ち出す
久保田利伸が、デビュー25周年記念のアルバム「Gold Skool(ゴールド・スクール)」(SME)を出した。「洋楽かぶれの僕の中では、ワンクオーター、25というのは意味のある区切り。久しぶりに2年続けて出しちゃいました」とおどける。(田中誠
 過去のヒット曲のタイトルなどをちりばめた遊び心あふれる記念曲「流れ星と恋の雨」、EXILEのATSUSHIとデュエットした「Golden Smile」など13曲。ATSUSHIとの共作曲に歌詞を付ける作業では、東日本大震災が大きな影響を及ぼしたという。
 「今の世の中に僕らがどんなメッセージを送れるかを考えたら、ラブソングになった。大変な時だからこそ、普遍的なことを歌っていくべきだな、と」
 私小説的な歌詞も本作の特徴。「Wednesday Lounge」は1993年に移住したニューヨークの思い出を、「Tick Tock」は母親への感謝の思いをつづった。
 「影響を与えてくれたもの、感謝すべきものを曲にちりばめ、ウソのない自分を出した。自分のことばかり歌っていていいのかなとも思ったけど、聞いた人の気持ちも温かくなるんじゃないかな」
 タイトルは、「オールド・スクール(古典的)」をもじった造語。根底にあるのは、ソウルミュージックやR&Bを定義する時に使われる「変わりゆく、変わらないもの」という言葉で、それはデビュー以来ずっと、曲を作る時に心がけていることでもある。
 「ストリートや遊び場から生まれる音楽だから、どんどん変わっていく。でも、においとか汗、ルーツというものは、決して変わることがない。それを受け継ぎながら新しいものを作っていくのが常識的な伝統なんです」
 中学生の頃に衝撃を受けたソウルミュージック。日本での成功に満足せず、たゆまず努力を続けてきた。
 「大きいのは、あこがれの音楽が遠くにあったこと。いつも『ここじゃない、ここじゃない』という思いだった。好奇心と探求心があると、休んでもいられなかったですね」
 10月7日から全国33か所を回るツアーが始まる。
 「『今』を出すと同時に、みんなが聞きたい曲をたくさんやります」

とまぁ入魂のアルバムなんですが・・・


ただ、前作から間が開いていないのが気になりまして。
通して聴いたとき後の個人的な感想は


ん???,久保田氏にしてはインパクトが薄い・・・


HPとか新聞のインタビュー記事から考えるといつもよりも私的でライヴを意識していないコンセプトで作られたからなんでしょうか。
サウンドの作り方とか歌い方とかはいつもの通り丁寧だし,いつもの久保田サウンドなんだけど,衝動的に「この曲好きだぁ〜〜」って言える曲がなくて物足りないなぁ・・・もっとファンキーな曲やもっとディープなSlow Jamが入るかと思ったのでちょっと予想外でした。これは聴きたいこちら側と造りたいあちら側の目指すもの,期待するもののギャップなので仕方がないんですが。

まぁ,25周年記念イベントが全て終わったら,しっかり充電をしていただいて次作に期待というところですね。