しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

北海道日本ハムファイターズ・新庄剛志選手引退セレモニー

スポーツのエントリーは,別館で書いているのですが,この人のことはここにもエントリーしておきたいなぁ・・・ということで。


新庄選手は一流のプロ野球選手ですが,それだけでなく,超一流のエンターテイナーだなぁ・・・
なんて,今日の引退セレモニーを見て改めて思いまして。



地味なチームというイメージだったファイターズに入ってから,なんとかして北海道に移転してきたばかりのこのチームの人気を押しあげようと,派手なパフォーマンスでファンを楽しませてきた彼。
新庄選手を見れるかもしれないから,ということで,イーグルスの本拠地・仙台ではvsファイターズ戦が人気ありました。
私も,はっきり言って地元イーグルスの選手ではなくて,新庄選手目当てで,宮城フルキャストスタジアムに行きましたし(苦笑)。


そんな,パ・リーグで一番人気のある彼が今季で引退する,とシーズン中に発表したのです。
それからは,まるで解散ライブの全国ツアーをするアーティストみたいなことに。
最後の姿を見たいという各地のファンが,それぞれの球場に集まりました。
特に,セ・パ交流戦で対戦することになった古巣・阪神タイガースの本拠地である甲子園。
vsファイターズ戦最終試合では,かなりの人が新庄選手目当てにチケットを買い求めたとか。


そんな彼の本拠地・札幌ドームでの引退セレモニー。
どうなのか大注目していました。


予想に反して(?),シンプルなセレモニー。
ベンチでライトに映し出された彼は,自分の守備位置センターへ。
少年時代,高校時代,阪神時代,メジャー,そして,今のファイターズと彼の野球人生の軌跡が映し出されるバックスクリーン。
プロになって初めてつけた背番号「63」という数字とタイガースのロゴが刻まれたグローブを頭に乗せ,うっすらと目に涙を浮かべながらその映像を見つめる新庄。
そして,その日限りの背番号「63」SINJOのファイターズのユニホームを脱ぎ,トレードマークの赤のリストバンドを外し,それらをその場に置き,何も言わずにベンチへ去っていきました。
ユニホームの下に着ていたTシャツの背中には

今日,この日,この瞬間を
心に刻んで,
これからも俺らしくいくばいっ!
新庄剛志

というメッセージ。
そして,バックスクリーンには,

残りわずかの野球人生
明るく楽しく
白球を追い掛ける事を
今日 この日
みんなに約束します

新庄剛志

というメッセージが映し出された。



この人ってどう見せれば自分がかっこよく見えるか,ということを追求しているなぁ・・・
そういう姿勢からしても,新庄選手は本当にエンターテイナーだなぁ〜と。
記録よりも記憶に残る選手でありたい,そういうことなのでしょう。


さて,ファイターズのレギュラーシーズン1位通過そして,プレーオフ進出が決まりました。
ぜひ,新庄伝説を完成させるためにも,日本シリーズに出て欲しい。
日本シリーズという最高の舞台で,彼がどう現役生活を締めくくるのか?それを見てみたいから。
できれば,センターからの光速ビームを見たいもんです。