しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

マツダオールスター2011 第3戦@Kスタ宮城

全セ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10hit
全パ 2 0 1 1 0 1 0 0 X 5 11hit

勝利投手 [ 全パ ] 田中(1勝0敗0S)
敗戦投手 [ 全セ ] 由規(0勝1敗0S)
本塁打[ 全パ ] 稲葉 2号(1回裏2ラン) 、T−岡田 1号(4回裏ソロ)


全セバッテリー 由規 、山口 、バリントン 、内海 、江尻 - 石原 、阿部
全パバッテリー 田中 、ダルビッシュ 、和田 、摂津 、斎藤佑 、森福 、増井 、岸田 - 嶋

投手

全パ 全セ
田中将大イーグルス 由規仙台育英高出身)
ダルビッシュ有(東北高出身) 山口俊
和田毅 バリントン
摂津正JR東日本東北出身) 内海哲也
斎藤佑樹 江尻慎太郎(仙台二高出身)
森福允彦  
増井浩俊  
岸田護東北福祉大出身)  

スタメン

全パ チーム 全セ
位置 選手名 打順 位置 選手名
(遊) 川崎宗則 1 (中) 青木宣親
(二) 本多雄一 2 (三) 宮本慎也
(一) 稲葉篤紀 3 (指) マートン
(指) 山崎武司イーグルス 4 (左) 畠山和洋専大北上高出身)
(三) 松田宣浩 5 (一) 栗原健太日大山形高出身)
(右) T−岡田 6 (右) バレンティン
(左) 中田翔 7 (遊) 坂本勇人(青森・光星学院高出身)
(中) 糸井嘉男 8 (捕) 石原慶幸東北福祉大出身)
(捕) 嶋基宏イーグルス 9 (二) 渡辺直人(元イーグルス


久しぶりに最後までTV野球観戦。
試合内容よりも、選手のワンプレー、ワンプレーを楽しんだわけで。

投手

マー&ダルコンビは,中3日ということで各1イニング。
どちらも3塁までランナーを進めてからシーズンと同じピッチングを見せての無失点。
プチ自作自演が面白かった。

渡辺直人選手

この日、一番歓声を受けていたのは、間違いなくこの人。
ただ、大歓声の理由を考えると切ない気持ちになる。鷲フロントはこの大歓声の意味するところは理解できないだろうな。
ユニフォームと守備位置は変わったものの、あの2009年と変わらないプレースタイルを見られたのがとてもよかった。ダルビッシュ投手との対戦ではファールで粘ってヒットとか。
途中からのショートへの守備位置交代。残念ながら、ボールは飛んでいかなかったけど。落合監督って、仙台のファンのためにわざとそういう采配をしたのかしらん?直人選手を監督推薦してくれたのもさすが…とか思ったし。村田選手を代走起用とか洒落っけあることしてたしなぁ。ファンのツボを何食わぬ顔して押さえる、怖いぐらいよく見てるように思える。気のせいか?いや…落合監督ならもしかして…
とにかく、敢闘賞おめでとう。

江尻慎太郎投手

こちらも落合監督の推薦で初出場。宮城県内で1、2位を争う進学校出身で、仙台育英高や東北高、東北福祉大出身で占められる宮城県出身プロ野球選手のなかでは珍しいので、なんとなく気にしてました。
3者連続三振と見事なピッチング。

由規投手

病み上がりなのに、飛ばしてましたねぇ。K スタで投げる度成長していってますねぇ。
稲葉選手にホームランを見事に打たれてたけど、若いからそれも勉強だなぁと。
次にKスタで見るときはさらに一回り大きくなっているんだろうな。

嶋基宏選手

プレイヤーとしては壁にぶち当たっているのかな?
スピーチは被災地を本拠地とするチームの選手会長とすれば出来すぎる内容。
スピーチ全文は次のとおり

あの大震災からたったの1か月半でここKスタ宮城で試合ができたこと、
そして今日ここでマツダオールスターゲームを開催できたこと、
あらためて「ヒトの力」はスゴイ!と感じました。

いろいろな方々のご協力、思いがあって、
本日、ここ仙台、東北の地でオールスターを開催することができました。
被災地への支援をしていただいた日本中、そして世界中の方々、
本当にありがとうございます。
東北を代表して御礼を申し上げます。

3月11日、信じられない大災害が起こり、正直野球どころではないと思いました。
今、仙台の市街地には元の生活、日常が、徐々に戻ってきましたが、
まだまだ復興には時間がかかります。

スタンドの高いところにいらっしゃる方、バックスクリーン後方、海の方をご覧下さい。
ここからわずか数キロしか離れていない沿岸部では、まだまだ助けを必要としている方々が多くいます。

先日、遠征へ行くために、仙台空港へ向かう途中、青々とした光景が見えました。
4月7日に僕たちが初めて仙台に戻ってきた時に比べると、一見明るい景色に見えましたが、
よく見るとそれは田んぼや畑に無造作に広がっている雑草でした。
それが意味する事を考えると、やり切れない気持ちになりました…。

しかし、生かされている僕たちは前を向いて、自分の人生を切り拓いていく使命があります。

「ヒトの力」はこんなものではないはずです。

僕たち野球選手の使命は、野球の魅力や、そこから生まれるドラマを通じて、
「ヒトの生きる力」に貢献することだと思います。

ここKスタ宮城の開幕戦で、僕は「誰かのために闘える人間は強い!」と言いました。
ここにいる選手たちは皆、「誰か」のために闘っています。
日本中に感動していただけるようなプレー、
そしてプレーしている僕たちも感動できるような戦いを後半戦繰り広げていきます。

一緒に感動を分かちあい、熱くなり、「ヒトの力」を信じて、
明日からまた一緒に前を向いて歩いていきましょう。

きっと、「できるはず」です。

本日は存分にこの「マツダオールスターゲーム2011」を楽しんでいってください。