しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

SOUL PUNCH 2005 CRAZY KEN BAND SHOW@宮城県民会館

プロローグ

当日の昼間に友人Mちゃん含む2人の友人と遠出をしてその帰りの電車の中でのこと。


Mちゃん:「これから,クレイジーケンバンドのライブに行くの〜」
spa:「え,私も行くよ〜」(← Mちゃん,好きだなんて知らなかったよ・・・へぇ〜)
Mちゃん:「うちのお母さんが好きなのよぉ。
いきなり
『チケット取れたから〜。一緒に行ってくれないと行かない。』
と言ってこちらの都合お構いましで行くことになって・・・全然CKB知らないんだけど・・・」(←こんなおかあさま,好きだなぁ〜)


そしてMちゃんの話は続く・・・


「うちのお母さん,めったにライブなんて行かないのに。前に行ったコンサートって高橋真梨子なんだよ・・・」


ヒット曲「タイガー&ドラゴン」で好きになったんだとか。
Mちゃんのおかあさまのように,思い切ってCKBのライブへという人も結構いたかも。

会場へ

さて去年に続き2回目の参加のCKBライブ。
今年も立ち見席チケが出て,超満員の会場。
またしても(去年の様子はこちら)思わず,お客さんウォッチング。
この日は,文化の日だったこともあってか,去年より上にも下にも年齢層が広くなってるんですけど・・・(驚)
剣さん曰く



「小さなお子さんから私のおじさんぐらいの年の方まで」



もう3世代で来ても,不自然じゃないくらい。
恐るべしCKB。


本編

ここからネタバレを含みます。これからライブに行く予定の方はご注意を。






















さて,ライブの内容。
最新アルバム「Soul Punch」(レビューはこちら)を中心に,昔の曲も織り交ぜてのセットリスト。
前のアルバム「BROWN METALLIC」以前の曲では
長者町ブルース」
「GT」
「Barrio Chino」
「Midnight Cruiser」
「葉山ツイスト」
「発光!深夜族」
「空っぽの街角」
「ある晴れた悲しい朝」
があったような・・・(うろ覚えなので間違ってるかも)



お客さんからの質問に答えるコーナーとか,剣さんがこれでどんな曲でも作れると思ったという2つのコードに乗せてお客さんがリクエストした曲を歌うコーナーも面白かったなぁ。
そういうアドリブは楽しいし。



極めつけはダブルアンコール。
これで心を持っていかれたなぁ。



お客さんがダブルアンコールを求めても,なかなかメンバーが出てこない。
やっと出てきたと思ったら,皆さん黒か白のスーツでバッチリ決めてきまして(本編では結構ラフな格好のメンバーもいて)。
のっさんこと小野瀬雅生さんなんて,



ピカピカのシルバーのシルクハット!!



ステージのバック一面は銀色テープがナイアガラの滝状態。
アメリカのとても大きなキャバレーでのショーアップみたい・・・


そこで始まった曲は,あのフランク・シナトラの名曲「MY WAY」をモチーフにした「男の滑走路」。
これに続く最後のお別れの曲は疾走感あふれる「流星ドライブ」


そして,ステージからメンバーがはけ,映画のエンドロールのように流れる今年の夏に行われた本牧で行われたイベントの映像。バックには,古きよきアメリカを連想させる甘酸っぱいバラード曲「California Roll」(←ロマンチックなメロなのに,歌詞が・・・(苦笑)っていうのはあるけど)


前向きかつ爽やかな気分で会場を後に。


CKBってクセのあるドロっとしたイメージがあったので,「やられたっ!」と。


去年のライブは,昭和歌謡っぽい,クセのつよい曲が並んでいた印象があって。
確かラストは「まっぴらロック」だったし。
それが今年はラテン系,ジャズ系の曲が多かったかも。
このあたりのサウンドが好きなので,今年の方がサウンドは好きだなぁ。
それが物足りないっていう人もいるとは思うけど。


ステージの演出で効果的だったのがバックの映像。
一番印象的だったのが,小野瀬雅生ショウその1での「フジヤマ・キャラバン」の映像。
前半はラテン系のちょっとけだるくセクシーな香りがしそう,後半はうって変わって激しいインスト曲。
前半部分では映像はのっさんの奏でるギターがモチーフでギターがゆらゆらと空を飛んだり,そのギターがらせん状にいくつも折り重なってゆっくり回っていたり・・・
曲のイメージを膨らませてくれるような演出で。



来年はどういうスタイルになっているんだろ?
いろいろなジャンルを軽々と行き来するCKBだけに油断なりませぬ。