しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

第15回定禅寺ストリートジャズフェスティバル in 仙台

仕事関係の友人のバンドが出演するということで,応援に行って来た。


仙台のイベントと言えば,
春の青葉祭り,夏の七夕祭り,秋はジャズフェス,冬は光のページェント
と言われるほど,このジャズフェスもかなり規模の大きなイベントに成長。
まだまだ全国的な知名度は低いかもとは思うけど,参加バンド640,ステージ数80とかなりの数のミュージシャンが10日と11日の2日間で演奏をしている。



「ジャズ」というイベント名からすると一見,ジャズ演奏ばかり?と思ってしまうけど,さにあらず。
実行委員会の公式サイトによれば

「ストリートジャズ」とは、19世紀末、アメリカ南部の街角で新しい音楽として産声を上げたジャズの、自由な精神と表現を受け継ぎ、ここ、仙台・定禅寺から新しい音楽とその文化を発信していけるような、そんな思いを込めた造語です。あらゆるジャンルの音楽が融合し、そこから街に優しく調和する独自の「ストリートジャズ」が生まれていくことを、私達は願っています。

ちょっとわかりづらい表現。要はジャンルは問わないということで,ここが大きな特長。
参加バンドのジャンルは

ア・カペラ,アコースティック,カントリー,クラシック,ゴスペル,ジャズコンボ,ソウル・R&B,ビックバンド,フォーク,フュージョン,ブルース,ポップス,ロック,ワールド,その他

と「ジャズ」という名があるイベントだけに,ジャズ系のバンドは多い。
ジャズは最近好きになりつつあるジャンルだけに,いい演奏をしてくれるバンドに出会えるのは嬉しいことで。
ここに出るミュージシャンはプロ・アマを問わないので,ひょいと道端でレベルの高い演奏を聴けるチャンスもあったりしていいんですわ。
今年は見られなかったけど,土曜日の夕方からは海外からも含めたプロのジャズ系のミュージシャンの演奏を野外で聴けるのもいい。


できるだけジャンルごとにバンドの会場が決められていて,会場は市内10エリア,40ヶ所とあるので,歩いていれば常に音楽が聞こえるという感じで,ここもとても好きなところ。


さらに,最近は仙台の中心街の大きな通りの一つ,定禅寺通りの片道を通行止めにして観客のために解放されたりして。その様子はこちら↓



こちらは,定禅寺通りの真ん中の緑地帯に設けられたステージで演奏するバンドの様子。

アーケードを歩いていたら,頭の上から音が降ってくる。振り向いてみると・・・
空中ステージだって?



ほぉ〜こんなところもステージになっているよ・・・




ちょっとひいて見るとこんな感じ。





さて友人たちのバンドは男性3人女性2人の5人組で,結成5年目のアマチュアの洋楽ロック中心のコピーバンド
場所は開催エリアの中心から離れた某公園(←ちょっとハンディ?)。
最初は観客は知り合いだらけ。
が,演奏が進むにつれ通りかかった人たちが足を止めて聞き入ったりして・・・(←よしよし♪)。高校生か大学生くらいの男の子に演奏後,声かけられてたねっ!
今年で3回目の出演ということだけど,初出演のときと比べるとステージ度胸もついてきていい演奏♪でした。パチパチ!
衣装を揃いにしたり,最後にノリのいい曲を持って来る(←高校生ぐらいの男の子たちが「終わっちゃった」って残念そうだった)とか,いろいろな面で進化してました。
もともとは研修時代にクラブ活動としてやっていた彼ら。
職場がバラバラでそれぞれが忙しく,練習時間を取るのが難しい中,それでもこのバンドが続いているのは,このジャズフェスに出るという目的があるから。
来年はさらにどう進化しているのかな?とても楽しみ。



そんなこんなで今年も短い時間ながら楽しめたジャズフェス。
音楽を演奏する人にはもちろん,音楽を聴くのが好きという人にはこういうイベントがあるということは,やっぱりいいことだなぁ〜。