3.11という特別な日に、WBC・チェコ共和国戦の先発投手としてマウンドに上がった岩手・陸前高田出身の佐々木朗希投手。
あのときの小学生が日本代表として世界大会に出て日本中の野球ファンの間で話題になるぐらい時間は経過しているが、震災後初めて故郷で取材を受けたとのこと。本人の心にある時計の針はそれほど進んでいないのかもしれない。
かつて自宅があったところは津波にさらわれて何もなくなった野原が広がっている。
これは12年後の被災地沿岸部ではよく見られる時間が止まっているような景色。
佐々木投手の後ろには12年経ってもあのときのことを語ることもできないかつてのこどもたちの存在が見えた。
一方で。
野球選手としての時計はものすごいスピードで進んでいる。
ダルビッシュ有投手に教えを乞う姿が今季の飛躍を予感させる。日本に戻ってきてからどんなプレーを見せてくれるのか楽しみ😊