しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

ゴスペラーズ坂ツアー2010〜2011“ハモリ倶楽部 響(HIBIKI)”@奥州市文化会館(Zホール)

プロローグ

2日前の仙台(→レポはこちら)に続いての参加。
ゴスにとっては「初めまして」の岩手県奥州市
当日の天気予報は雪。
この雪のおかげで行けなくなった友人がいたり,東北道が一部通行止めになったためいつもの倍以上の時間をかけてやってきた友人がいたりと,会場に辿りつくまでのハードルが高くて・・・
開演前のZホール前。

雪かきをしてあるので,そんなに積もっているようには見えないんですが・・・


以下ネタバレ含みです。


Zホールでは,10年来のお付き合いをさせていただいている,奥州市にお住まいのゴス友・Nさん&Nさんのご主人とご一緒させて頂いたのですが,面白かったなぁ,お二人の反応が。
Nさんのご主人は,ゴスライブは2008年のハモリ倶楽部ツアーに続き2回目の参加。
ライヴ前に前回のライヴについて
「夜のメリーゴーランドが印象的だった。」
とのお言葉。非常にナイスなポイントをついています( ̄ー ̄)ニヤリッ 。
ナイス過ぎて,あやうくネタバレするところでした。危ない危ない(汗)。

Zホールのお客さん

開演までの時間があったので,今日のお客さんチェック。
どうやら私たちの座席より前は,ゴスマニア先行予約席。明らかに30代のお姉さま方多いんです。
が,私たちよりも1列後ろは,ぐ〜ん↑と年齢層が上がって50代以上?と思われる方々も結構いて。おそらくZホールの会員先行でチケットを買ったお客さんかと。
ついでに言うと,実はNさんのご両親(60代らしい)もチケットを譲り受けられて私たちの同じ列のもう少し真ん中よりに座ってらっしゃいまして。
それを確認するとなんだかいつもとは違う緊張感が。


初ライブ会場で「ゴスペラーズ初めて歌っているのを生で見ます。」というお客さん率が高い=ゴスが異常に燃えるライヴをすること期待大,なんですが,今回は大きな不安要素があります。


「ユタカさん」というキャラ設定


しかも,ワタクシ自身には酒井雄二凱旋記念公演(2001年)@愛知県・刈谷市民会館にて,1曲目「夢の外」,2曲目「パスワード」を歌ったところで,
ゴスペラーズのライヴってこんなはずはない。期待外れだ〜」
と言わんばかりの様子で早々に退出してしまった初老の夫婦を見てしまったというトラウマがあったりもして。


さらに,今回の内容は特にお芝居の部分に説明しなくてもステージと観客席で暗黙の了解ができているという部分が多いのも気になります。


さてZホールのお客さんに受け入れられるのか。
この緊張感,サッカーで言えば,アウェイに来たような緊張感と似ているような・・・


前半部分(赤字は仙台公演のときとセットリスト変更あり)

1.冬響
2.冬物語

「ふたつの祈り〜X'mas Love to you〜」から変更。
クリスマス終わってしまったから,どう変更するんだろうか,と思っていたら,この曲が来ました。
聴いたのは岩手県・北上のさくらホール以来かなぁ?
最近全然聴いてなかったけど,やっぱりいい曲だからPCに取り込もう・・・と思いつくも悪名高きCCCD「新大阪」のc/wだったことを思い出す(涙)。普通のCD盤を買おうかなぁ・・・

3.Shall we dance
4.さらば涙と言おう

昭和の青春歌謡曲をオールアカペラにアレンジ。
仙台のときは「??」な空気があったけど,Zホールのお客さんのおじさま,おばさんには聴いたことある曲だ〜となるのかなぁ・・・と思ったり。

5.星屑の街
6.永遠に

メジャー曲なので,安心,安心。ここまでの流れは初めてのお客さんも大丈夫でしょう。
こういう聴きなれた曲も,ゴスライヴ初の会場で聴くとなぜかホッとするのも不思議。


7.Forgive Me

そろそろ,紅白に出ているイメージから離れていくんですが・・・

ハモリ倶楽部 響(開店前)

ハモリ倶楽部 響のメンバー自己紹介

カオル(黒沢氏)
「主に高音を担当しています。」
ヨウ(北山氏)
「主に低音を担当しています。」
テツヤ(村上氏)
「高音から低音まで,様々な音を奏でています。」
店長・ユウジ(酒井氏)
(なんだっけ,忘れました・・・)
ユタカさん(イントネーションは平らで(笑))(安岡氏)
「説明は要らないよね。」

「いやいや,全然わかりませんので,説明してください,」と思ったお客さんを置き去りなユタカさん(苦笑)。

8.The Christmas Song

クリスマス終わったばかりだからね〜まあ,1日遅れのメリークリスマスなら○でしょう。

 
9.Going Down into You(ヨウ)

今日もサンタ姿だった北山氏。
サンタ衣装は仙台で調達したという話がMCで出てました。


10.MIDNITE SUN(テツヤ)
11.遠い約束(カオル)

初めての会場だからとは関係なく,ドキドキさせてくれる黒沢氏のウクレレ(苦笑)。

12.The Traveling Show(must go on)(ユタカさん)

ノーコメントでお願いします。
隣では大いにウケていたようですが・・・

ハモリ倶楽部開店

13.Mr.サンデー(店長)

やったぁ〜,後ろの列の人たちも立ってるよ〜〜♪♪
すごく盛り上がってきたぁ♪

14.愛のシューティング・スター
15.1,2,3 for 5

こうなれば,こっちのものなわけで・・・

16.Unlimited

さらにノリノリな会場(ホッ)

<MC>
ここでようやくフリートーク
5人の必死のフォロートークが始まる。
ユタカさんの「説明は要らないよね。」の自己紹介には猛烈な自分ツッコミを入れる安岡氏(笑)。
「いや,説明要るだろ〜」
だよねぇ。
サントリーの角のCMのように,お客さんを自分のお店に招くというイメージで,今回ハモリ倶楽部をホストクラブに,5人のメンバーをホストに見立ててステージを作っているなどなど,説明した上で「ストーリー展開について来れていますか。」と丁寧に確認する村上氏。
初めて会ったのに,あれが本当のキャラだと誤解されては・・・v( ̄∇ ̄)ニヤッ ということなんでしょう。
その割には,村上氏と酒井氏は仙台よりも何かのストッパーが壊れたかのように,素のキャラが暴れてましたけど(笑)。
どうやら,初めての奥州市だったことに加え,年内は今日で5人での歌い納めだったということもテンションを上げる要因になっていたような。

再びコイキ来店

17.ウイスキーがお好きでしょ ショートver.
18.冬響

いやぁ〜,ようやく微妙な空気が流れたらどうしよう的な緊張感から解放されまして。

19.東京スヰート
20.いろは2010
21.靴を履いたまま

ニュースステーションを見たことがある方にはお馴染みな曲だってことでのセレクトなのかな?

ENCORE

22.Sky High

クリスマスも終わったので,今までのアンコール1曲目だったこの曲に戻ったようで。
のだめの主題歌だったしねぇ。

23.ラヴ・ノーツ

王道ですわ。


24.ひとり

東北電力のイメージソングだから,ある意味「Armonia」のままでもよかったかもしれない。
でも,実は終盤が見えてくるにつれて「もう今日限りでゴスの歌を聴くチャンスもないお客さんがいて,その人が「ひとり」を聴けなかったなぁ・・・って思って帰ってしまったらどうなんだろ?」という気持ちがなぜか湧いて出てきまして・・・。
そうは思っても,「Armonia」を歌うとばかり思い込んでまして。
それが,音取りの後「♪愛してる〜」と来たぁ〜〜♪♪この歌でこんなに感動したことなかったなぁ。
2日前の仙台で「ひとり」で〆だったら,「またぁ〜」と思ったかもしれない。
でも,このZホールでの〆は「ひとり」が相応しい。
納得のセットリスト変更。

ちょこっとコメント

ライヴが終わった後,Nさんが
「観てたら,2000年のツアーの白い衣装が頭の中に浮かんできた。」
と言ってたのがとっても印象的で。


仙台で観たあと,記憶がおぼろげになっているけど,すごく印象的だった2000年のツアーの衣装とか舞台のセット(確か正面にドレープたっぷりのカーテンが掛かっていたような)のことを一生懸命思い出そうとしてました。
10年前に同じライヴを見て,10年後に同じライヴを一緒に見られて同じ感想を持てる,不思議なご縁があるのかなぁ・・・なんて思ったり。


それに加えて,嬉しかったのがNさんのご両親にも楽しんでいただけたこと。
お客さん置き去りにされていなかったようで,ほっと一安心。


仙台とは2日しか違いがないし,同じ東北なのに,こんなにもライヴの印象が変わるとは。
いろいろ発見があったZホールでのライヴ,行ってよかったぁ。
実はこの日は私の誕生日でして。素敵なプレゼントを頂いた気分♪