しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

ゴスペラッツ「ゴスペラッツ」

先日のSOUL POWER TOKYO SUMMITでも非常に気合の入ったパフォーマンスを見せてくれた彼らのデビューアルバム。


濃ゆくて,マニアックなアルバムなので,はっきり言って,誰にでもオススメできるというものではありませぬ(笑)。
その代わり,シャネルズ,Doo Wop,大滝詠一,という単語に反応する方はにやりとしてしまうアルバムになったのでは?
30代以上には懐かしい80年代歌謡曲調の曲が多い。


「ほんとはもっとレコーディングの時間があったら,シャネルズみたいに半分くらいはカバー曲*1にしたかった」と村上氏が先日のイベントで言っていたのですが・・・
それも聞いてみたかった気も(ますますオススメできなくなるけど・・・(苦笑))。


ゴスペラッツのメンバー自身が,このアルバム作りを大いに悦び,楽しんでいるのが伝わってくるんですよねぇ。
先日のSOUL POWER TOKYO SUMMITでその感をさらに強くいたしまして。
しかも,期間限定なのに,というより期間限定だからこそなのか,このユニットでの活動への気合が入れ方も並々ならぬものを感じたもので。

#2 まさか赤坂Show Time

亡くなった井上大輔氏(井上氏についてのエントリーはこちら)の遺作に,湯川れい子氏が作詞した新曲。
80年代歌謡曲の香り漂う,このアルバムのコンセプト曲かと。

#3 リンダ

アン・ルイスのカバー。
竹内まりやさんのセルフカバーの方をよく聴いていたので,アン・ルイスのことをすっかり忘れてたわぁ。


女性が歌う曲を,男性が歌うと曲のニュアンスが変わる面白さを味わえるカバーかと。
女性が歌うオリジナルは,大親友の結婚式に呼ばれた女性が,チャペルで失恋を乗り越え,素敵な男性と永遠の愛を誓っている友達を祝福しているというイメージ。
それが,男性が歌うゴスペラッツver.になると,歌詞はオリジナルと同じなのに,男性が自分の彼女に永遠の愛を誓うというイメージに。
だから,2番の酒井氏の爽やかなリードのバックにマーチンさんのとろとろ甘いセリフが入っているのかしらん?
というように,歌いかける相手との距離がググっと縮まっているような気が。


それと,Talk Box好きなので,酒井氏のTalk Boxもツボなんですねぇ。
ということで,このアルバムで一番好きな曲。

#4 Interlude〜クイズ♪バーボボバー♪物語〜

ベースボーカル佐藤善雄氏,大活躍。

#5 星空のサーカス〜ナイアガラへの愛を込めて編〜:星空のサーカス〜スパイス・ソング

星空のサーカスのサビを聴くと,頭の中で森進一の「冬のリビィエラ」のサビ(「♪ふ〜ゆの,リビィ〜エラ〜,男ってやつ〜は〜」です)が浮かんで仕方がなくて。
実は「星空のサーカス」も「冬のリヴィエラ」も大滝詠一作品だったのを知る。なるほどぉ〜

#6 Valentine Kiss〜永遠の誓い〜

クワマンさんって歌うんだ・・・

*1:うろ覚えですが,それもDoo Wopと言っていたような・・・