GPシリーズ第2戦は予想どおりのヒリヒリする激戦で最終滑走まで見応えがある試合
総合順位
順位 | 氏名 | 国名 | Points | SP | FS |
---|---|---|---|---|---|
1 | 山本草太 | JPN | 258.42 | 1 | 3 |
2 | 三浦佳生 | JPN | 257.89 | 4 | 1 |
3 | Matteo RIZZO | ITA | 246.01 | 8 | 2 |
4 | 友野一希 | JPN | 245.12 | 3 | 4 |
5 | Mikhail SHAIDOROV | KAZ | 241.65 | 5 | 5 |
1位争い
予想どおり三浦佳生選手がFSで怒涛の追い上げを見せ総合得点を257.89点としたが,SP,FS両方を揃えた山本草太選手が258.42点と0.53点の僅差で逃げ切り。
表彰台争い
ジャンプ2本失敗でSP8位となるも,FSでは安定した演技を見せ2位となったたマッテオ・リッツォ選手が総合得点246.01点とし,SP3位で総合得点245.12点の友野一希選手をこちらも僅差の0.89点上回り総合3位に。
SP2位の世界選手権銀メダリストのチャ・ジュンファン選手はFSでジャンプのミスが続き最後のステップでらしさを見せるも11位。総合9位と予想外の結果。
FS結果
順位 | 名前 | 国名 | TSS | =TES | +PCS | CO | PR | SK | Ded. |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 三浦佳生 | JPN | 177.09 | 94.60 | 83.49 | 8.32 | 8.29 | 8.46 | 1.00 |
2 | Matteo RIZZO | ITA | 171.02 | 90.14 | 80.88 | 8.04 | 8.18 | 8.07 | 0.00 |
3 | 山本草太 | JPN | 168.86 | 86.04 | 83.82 | 8.39 | 8.39 | 8.39 | 1.00 |
4 | 友野一希 | JPN | 163.49 | 81.90 | 81.59 | 8.18 | 8.14 | 8.18 | 0.00 |
三浦佳生選手
3A1Eu3S美 4T堪 4S美 3Afall /4T3T美 3Lo2A美 3F美
気合が入りまくった表情がやってくれそうとの期待感を高める。
冒頭のジャンプを4Loの予定から3A1Eu3Sに変更してキレイに着氷。4回転2本を決めるも硬い氷に跳ね返された形で3A転倒。転倒じゃなくてなんとか着氷できていたら結果が変わっていた。ジャンプ1本の失敗をクリーンな4回転3本で巻き返せるほど甘くない今回の勝負。厳しいなぁ。硬い氷と闘った今大会の経験がその後に生かされるかと。
FS「進撃の巨人」は三浦選手の持ち味が出ていて,4回転が決まれば決まるほどスリリングで気持ちが昂るプログラム。
今回は入れられなかった4Loをいつか入れるのかとかレベルアップする余地があるので,優勝を狙うと言っている全日本選手権でどんな演技になるのかが今から楽しみ。
Matteo RIZZO選手
4T美 4Lo美 3F1Eu3S美 3Lz2T /3A2A美 3Lz 3Aso
4回転2本をキレイに揃えたのが勝因。
演技直後にコーチから「Brovo!」との声。本人の表情を見ても会心の演技だったみたい。
GPF進出候補者がここにも1人。6枠って厳しいよぉ。
山本草太選手
4S美 4T3T美 4T美 3A<fall /3AsoREP 3F1Eu3S 3Lz!
前半の4回転3本が美しかった。
FS「エクソジェネシス交響曲第3番」は山本選手の壮大なスケーティングと合っている。さらに振付けが馴染んてくるともっとよくなりそう。
3Aが転倒と連続ジャンプが付けられずにリピートになったところが次の中国杯で改善できるかが気になるところ。
友野一希選手
4Tot2T 4Tso 4S堪 3Lo美 /3A1Eu3S 3F2A 3A美
なんとか4回転3本を耐えたという感じ。1本でもクリーンだったら結果が変わってたはず。惜しい。
友野選手にしては低いPCS。FS「Halston」って難しいプログラムだなぁ。
これからどうブラッシュアップしていくのかに注目かと。