しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

東北夏祭り

山形出身の人が「花笠を見ないと夏が来た気がしない。」と言ってたとか,仙台に転勤してきた青森出身の人が,毎年ねぶた祭りで笛を吹いているのでそれに合わせて夏休みを取ってるとか,盛岡の人がさんさ踊りの練習の音色を聞くと夏が来るんだなぁ・・・と思うなんて話を聞くと東北の人にとっては夏=祭りという感覚。
かくいう私もいつのまにか人生の半分が宮城県にいることになったので,だんだんその感覚がわかるような・・・

さて,今日から七夕祭りが始まりました。
今年は願いに込められた思いの強さを感じます。「願い」っていつもは簡単に使ってしまう言葉だけれど,今年はとても重みを持った響きに聞こえるんです。


そんな東北に今年はこんなイベントがありました。

東北六魂祭

青森:ねぶた祭
盛岡:さんさ踊り
仙台:七夕まつり
秋田:竿燈まつり
山形:花笠まつり
福島:わらじまつり
が初めて一堂に会したイベント。


去る7月16日,17日に仙台の中心街で行われました。
このイベントの狙いは,夏の観光シーズンを控え、震災や福島第1原発事故による風評被害を払拭(ふっしょく)し、6県が一丸となって交流人口の回復、経済再生を図ることだったのですが,まぁ,すごい人でした。
17日の正午からのパレードを見てきましたが,人,人,人だらけ。
前日は予想よりも人出が多すぎて,青森のねぶたと秋田の竿燈のパレードが中止になるなど混乱があったようです。17日も交通整理がうまくできなくて途中パレードが中断することはあったものの,なんとか無事できたようです。



わかりにくいので,書き込みしてしまいました(×「竿灯」→○「竿燈」ですね。)。
仙台・定禅寺通りのけやき並木の下で青森ねぶたと秋田の竿燈を一緒に見られるなんて,もう2度とないかも。

さんさ踊り
さんさ踊りの日に盛岡にライヴを見に行った記憶があるものの,お祭り自体を見たことがなくて。華やかですね。


青森ねぶたを正面より。
思ったよりも小さかったです。おそらく出張用サイズかと。
このイベントのために,青森のねぶたを作る職人さんが独眼竜政宗が赤い馬(震災をイメージ)を退治する構図のねぶたを作ったんだとか。



仙台の七夕祭りの吹き流し。


山形・花笠祭りと福島・わらじ祭りはよく見えなくて残念。
定禅寺通りを全面通行止めにしてパレードをしていたのですが,中央分離帯を挟んで反対側から見ていたので。


さて,各地の本番のお祭りはどうだったんでしょうか。