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世界遺産といえば,アイゼナハ郊外にあるヴァルトブルク(WARTBURG)城もそのひとつ。
見た目からわかるように,中世に山の上に建てられたお城。
当日は天候が悪かったためか,10月あたまというのに非常に寒く,おまけに入場制限がかかるので,外で待っている間がつらい・・・
ガイドさん(ドイツ語と英語どちらかを選択)がついてお城の中を案内してくれるのですが,歴史の重みをずっしりと感じました。
ちなみに,日本語のパンフレットも希望すればもらえます。
ガイドさんが親切だったなぁ。
たくさん素敵なフレスコ画があったのですが,フラッシュ禁止なのでうまく撮影できず(涙)。
貴重な文化遺産を守るためには仕方ないです。
ワーグナーのオペラ「タンホイザー」のもととなった伝説の歌合戦が繰り広げられたという部屋がありまして,そこには,歌合戦を描いたフレスコ画がありました。
13世紀、このお城には、当時最も有名な宮廷歌人たちがここに集まりドイツ語の詩を詠み、敗れたものは処刑されるという命がけの歌合戦が開かれていたという伝説。
優雅なようで,残酷な伝説ですねぇ。
さらに,このお城は宗教改革で有名なマルチン・ルターにも関係ありまして。
ローマ教会を公然と批判したルターは国外追放の刑に処せられ、この城の城主に保護され,ここに滞在していた10か月の間,それまで誰もしていなかった新約聖書をドイツ語に翻訳するということをしていたらしい。
そのとき彼が使っていた部屋が「ルターの部屋」として保存されてまして。
なにより圧倒されたのが全面モザイクの部屋。
目がくらむような豪華さ!
中世ヨーロッパを満喫できるアイゼナハ。その2に続く・・・