しあとりかる-Theatrical-’s blog

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ビールとワインとソーセージの旅〜その3(マイセン編 その1)

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今回の旅行は旧東ドイツが中心。
そうなったのは,この街に行きたかったから。
17世紀,ヨーロッパで最初に硬質磁器の生産に成功したことで有名な街。
中国の景徳鎮や日本の伊万里などの白磁器がもてはやされていたヨーロッパでは,各国が競って「白い金」と呼ばれる白磁器の開発にやっきになっていたとか。
ザクセン王国のアウグスト2世も開発競争に参加していた一人。
彼が開発を命じた錬金術師ベドガーとチルンハウス伯爵により,ヨーロッパ初めての白磁器の製造に成功したんですね。

マイセンといえば,「ブルーオニオン」という模様が有名だけど,緑の模様も好きなので。
↑の写真の一番右の小さい磁器でも,日本円にして2万円を超えるんです(ひえぇ〜)。とても買えないので写真だけ。


アウグスト2世は,白磁器製造の秘密が漏れることを恐れて,マイセンのアルブレヒト城に職人たちを集めて磁器工場を作ることに。それがマイセン磁器の始まりだとか。

真ん中の高台にある建物がアルブレヒト城。黒い2つの尖塔は隣接する教会。



国立マイセン磁器製作所の博物館では,各制作の工程のデモンストレーションの見学をしまして。
  型をろくろで作っているところ
  下絵を描いているところ

下絵を描いた後,器全体に上薬をかけて焼き,さらに上絵を描いているところ。
職人さんの頭あたりの3枚のお皿は左2枚は焼く前のもので,一番右は焼いたあとのもの。焼くときれいな色が出るんだとか。


マイセン編まだまだ続きます。