これもBS日テレでチェック。見どころ沢山なんだけど印象深い場面をピックアップ。
これは保存版だなぁ。
出演者
ジャパンオープン出場者+
ステファン・ランビエール,宇野昌磨,荒川静香,吉田陽菜,
三浦璃来&木原龍一(りくりゅう),ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン(パパシゼ),吉田唄菜&森田真沙也(うたまさ)
宇野選手フリープログラム初お披露目
フリー曲が「Timelapse / Spiegel im Spiegel」で決定とのことで予習がてらYouTubeで聞いてみた。「Timelapse」はなんとかイメージできたけど、「Spiegel im Spiegel」はひたすら同じ美フレーズがスローにループする抑揚がない曲だからどう振り付けるんだろう?難しいなぁというのが第1印象。
いざ滑ってるのを見ると,ジャンプの入れ方がいいタイミングでアクセントになってるし,スケーティングスキルだけ見てても十分お腹いっぱいになる。
スケーティングそのものを見せたいんだったら抑揚のある曲は反ってジャマで、最低限のリズムがあればいいのかも。選曲したランビ先生の理想的な「patinage artistique」*1とは自分の体から音楽が流れるような、曲の力に頼らない滑りなんだろう。これは今年のランビ先生自身の作品を見て思ったことでもあるのだけど。
シーズンを通じて熟成させていく様子を見守る楽しみがここにある。
友野一希選手のフリーも曲調にあまり抑揚がないし,衣装も黒というところでは傾向が似ているような。結局フィギュアで表現力を極めるってこういう方向なるのかしら?
それにしても、今年の日本男子のフリーは偶然なんだろうけど、黒の衣装が多いなぁ。ほかに島田高志郎選手とか三浦佳生選手とか。
ミスサイゴン(荒川静香&ステファン・ランビエール&宮原知子)
プロ3人のコラボは圧巻。冒頭は知子ちゃんがソロで現役時代(2014〜2015シーズン)と同じ曲と振付けで滑る。当時は華奢で可憐で生真面目な若手スケーターで、今思えばそれはそれでその時期しか出せない魅力があったのだけど、10年近く経ってしなやかで美しく成熟したスケーターとなっていた。
3人の滑りがそれぞれ好きで,ランビ先生と知子ちゃんのコラボも美しくてそれだけで満足なんだけど,「荒川静香」というスケーターの存在感に圧倒されるプログラム。
うたまさ
リフトはこれから作っていくのかな?これからの進化が楽しみ。
*1:「figure skating」のフランス語での名称。これを日本語に直訳すると「芸術的なスケート」となる。