しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

第20回仙台青葉能@仙台電力ホール


去年、舞台芸術のお勉強をしていて「能」ももちろんテーマに出てきた。
観たことなかったので、チャンスがあれば・・・と思っていたので行ってみた。
河北新報創刊120周年記念・伊達政宗公生誕450年記念の公演だったそうで。
伊達政宗と能との繋がりは深く、舞台を浄める儀式として当代伊達当主の献香から始まるところに古典芸能ならではのものが出ている。
戦国大名がよく能を舞っていたという話が出てくるけれど、観ているだけじゃ物足りなくて自分もやってみたいという魅力はなんだろうな?と思って観た。
初めての能に触れて、日本最古の演劇論でもある世阿弥の「風姿花伝」を読んでみたいと思った。

演目

能 喜多流「絵馬 女体」

友枝昭世人間国宝)内田成信 友枝真也 大島輝久
森常好 森常太郎 石田幸雄
松田弘之 鵜澤洋太郎 國川純 林雄一郎

見せ場が多く、2時間ぐらいの長い演目だったけれど比較的集中して見れた。
衣装の華やかさと舞の迫力が印象的

狂言 和泉流「舟渡聟」

野村万作人間国宝) 中村修一 石田幸雄

素晴らしいの一言。久しぶりに上質な笑いに出会えた。

能 喜多流「白田村」

佐々木多門 森常好 森常太郎 竹山悠樹
松田弘之 鵜澤洋太郎 國川純

休憩20分挟んで約4時間の公演を見るのは慣れていないと疲れてしまうのです。
集中力が切れてしまい・・・でした。
昔の支配層は美味しい食事とお酒を楽しみながらゆったりと能を楽しんだのかしら?