しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

長谷川宏「日本精神史(上)」「日本精神史(下)」

日本精神史(上)

日本精神史(上)

日本精神史(下)

日本精神史(下)

いつもは読まないジャンルの本だけど,気になったので思い切って上下巻購入。
一時品切れとなっていて手に入れるまでに時間がかかりました。

まだ古墳時代までしか読んでいないけど,ゆっくり少しずつ読み進める楽しみがあるわけで。

ただ「「枕草子」と「源氏物語」」だけは,先に読んでしまいました。
これ先に読んでいたら,高校の古文の授業がもっと楽しかっただろうな・・・なんて思ったり。

三内丸山遺跡
実際に現場に行ってから読んでみると面白いかと。
2回行っているので,あの景色を思い浮かべながら,なるほどなるほど,と。

上巻の目次

三内丸山遺跡―巨大さに向かう共同意識
火炎土器と土偶―土にこめられた美と祈り
銅鐸―弥生人の共同性
古墳―国王の威信
仏教の受容―霊信仰と仏像崇拝
古事記』―その文学性と思想性
写経―漢字の形と意味の崇拝
万葉集』―多様な主題、多様な表現
阿修羅像と鑑真和上像―天平彫刻二体
最澄空海と『日本霊異記』―求道と霊験
古今和歌集』と『伊勢物語』―雅びの世界
浄土思想の形成―仏を念じて極楽に往生する
枕草子』と『源氏物語』―平安朝文学の表現意識
今昔物語集』と絵巻物―庶民の世界へのまなざし
東大寺の焼亡と再建―乱世を生きぬく行動力
仏師・運慶―その新しい造形意識
法然親鸞―万人救済の論理
正法眼蔵』―存在の輝き

下巻の目次

新古今和歌集』と『愚管抄』―乱世を生きる貴族の誇り
平家物語』―戦乱と滅びの文学
御成敗式目―新興武士の合理性
一遍聖絵」と「蒙古襲来絵詞」―遊行と死と戦闘
徒然草』―内省と明察と無常観
『神呼正統記』―敗北の書のリアリズム
能と狂言―幽玄と笑い
禅の造形美―鹿苑寺金閣慈照寺銀閣龍安寺石庭
山水画に宿る霊気―「那智滝図」と雪舟と「松林図屏風」
茶の湯―わびの美学
装飾芸術の拡大と洗練―宗達光琳
江戸の儒学伊藤仁斎荻生徂徠を中心に
元禄文化の遊戯とさびと人情―西鶴芭蕉近松
南画とその周辺―池大雅与謝蕪村
本居宣長国学の立場
浮世絵の成立と展開―春信・歌麿写楽北斎・広重
鶴屋南北東海道四谷怪談』―悪の魅力