しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

宇宙へ。

友人に誘われたということもあって、珍しく映画館で映画を見まして。


いろいろなサイトでこの映画が紹介されてますが、
こちらのサイトの紹介が観た中ではしっくりくる紹介かと。

ディープ・ブルー』『アース』などを手掛けた英BBCが、NASA設立50周年を記念して製作した、人類の宇宙への夢と挑戦を描き出す感動のヒューマン・ドキュメンタリー。NASAで厳重に保管されていた秘蔵映像を初公開。圧倒的な宇宙の美しさと共に、ロケット打上失敗、船内事故などの宇宙開発に伴う悲惨な事故、これまであまり公にされなかった壮絶な記録も映し出す。フィクションではない、まさに“本物”の迫力で、度重なる挫折を乗り越える人間の勇気と情熱を描きだす。


ソ連との冷戦時にアメリカが国の威信を掛けて膨大な国家予算を投じて行った有人宇宙計画(アポロ計画だけで10兆円以上らしい)。
計画当初に使っていたコンピューターって、今のデスクトップPCよりも性能は劣るのに、大きさはトラック並みだったとか。そんな技術水準でよく人が月まで行ったよねぇ・・・。
科学オンチのワタシでさえ、それで宇宙に行くのかぁ〜〜とツッコミたくなる映像が随所に出てきて。
きっと月に行くという目的のために、ものすごいスピードでの技術革新があったんだろうなぁ。


ショッキングな映像も多かったですねぇ。
スペースシャトルのチャレンジャー号の事故の映像。
当時のニュースで流れた映像だけでもとてもショックを受けたけど、事故当時の管制センターの様子の映像がこの映画で流れるとは・・・。その後の当時のレーガン大統領の記者会見の映像も。
これもショックだけど、もっとショックだったのは、月に行く前のNASAの様子の映像。
ロケット(無人)打上失敗の連続映像とか、船内事故(3人亡くなってる)後の映像とか・・・
ソ連に先んじて月へ行く」という国家的プロジェクトに注ぎ込まれた冷戦下のアメリカという国の圧倒的なパワーの凄さと怖さを実感。


初めて、アポロ11号が月面着陸するまでの過程をじっくり映像で追いかけることができたのが貴重でしたねぇ。
「本当はアポロ11号は月に行ってない、月面着陸シーンはスタジオ撮影したんだ。」と主張して譲らない人もいるようですが、あの映像を見ると確かに人間が月に行ったんだなぁ・・・と納得するんだけどなぁ。


後半はハッブル宇宙望遠鏡(よく名前は聞くけど、地球の周りを回っている宇宙の天文台なのね。)から撮った映像は幻想的で美しかったのに救われたけど、基本的にはスカッとした感動よりも、それこそ肩に重力をかけられたような重さを感じました。



そんな映画のエンドロールに流れた、ゴスペラーズの「宇宙へ」。
メロディーはそれまでのBGMと雰囲気が合っていていいけど、歌詞はう〜ん。映画のテーマの重さからするともう少しなんとかねぇ・・・