ウワサの伴奏~And The Band Played On~
- アーティスト: Rhymester,ゴスペラーズ,高橋達也&東京ユニオン,クレイジーケンバンド,SUPER BUTTER DOG,TOSHI-LOW,Aquapit,Blue Beat Players,WACK WACK RHYTHM BAND,DJ JIN,Yosuke Onuma
- 出版社/メーカー: キューンミュージック
- 発売日: 2003/01/08
- メディア: CD
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だって,視聴したらよかったんだもん!(意地)
歌詞カードをちゃんと見た久々のアルバムですわ。すごく凝ってるリリックが新鮮。
HIP-HOPはよくわからないし,好きなジャンルではないけど,Rhymesterだけはすっと入ってくるんだよねぇ。聴きやすいラップと,なるほどぉと納得してしまうけど,くすっと笑ってしまうリリック。それがいいのかと。
1曲ごとに異種格闘技的なセッションというコンセプトが面白い。HIP-HOPなんて苦手だ,という人でも聴きやすいかと。
勝算(オッズ)SESSION WITH ゴスペラーズ
ゴスペラーズのにある「ポーカーフェイス featuring Rhymester」でRhymesterの宇多丸(なぜか)師匠が「このsession ポーカーフェイスのままじゃ,閉ざせん」と続編のsessionを予告。その通りになったわけで。
「バウッ!(by北山氏@ゴスペラーズ) らいむすたぁ〜,ダッターッラッ」のスキャットで始まるオープニング。
HMVの試聴機で視聴したとき,音量MAXになっていて,ものすごい爆音の北山氏のベースヴォーカルが耳にねじ込まれた…びっくりしたぁ!
「ウワサの真相」ver.は,トラックなしで宇多丸師匠&Mummy-Dの2MCのラップのみ。
「・・・伴奏」では,トラックはゴスぺラーズのスキャット「らいむすたぁ〜,ダッターッラッ」がループしたもの。スキャットの元ネタはTAKE6の「Spread Love」。
ロイヤル・ストレート・フラッシュ SESSION WITH 高橋達也と東京ユニオン
オリジナルも好きだけど,「〜伴奏」ver.,ホーンがぁ〜ホーンがぁ〜ええです。
間奏部分でじっくりと高橋達也&東京ユニオンの演奏を聴かせてもらえるのが嬉しい…
オリジナルより好き!
肉体関係 part2 逆featuring クレイジーケンバンド
「・・・伴奏」の先行シングル。この曲を目当てにこのアルバムを買ったようなところもあって。
とにかく,サビの歌詞はインパクト有りすぎ。クセになるけど,うっかり人前で口ずさめない(笑)。この年最大のインパクトで,周りの音楽好きの間ではシングル発売当時,かなり話題になっておりました。
元ネタは「ィ〜ネッ!」が口癖の「ィ横山剣」率いる東洋一のサウンドマシーン・CKBの肉体関係*1。
タイトルもジャケ写もちょっとお子ちゃまには・・・って感じですが,曲自体はええです。
で,さらにRymesterのラップが絡んだ「part2」はさらにいい!
DJ JINのみならず,剣さんまで必死な(!)ラップをかましてるし。
最初から最後までアブナイ歌詞だけど…特に際どい詩のところは,耳にストレートに入ってこないような発音の仕方が気に入りました。歌詞カード見てぶっ飛ぶけど(苦笑)。
プリズナー1.2.3 SESSION WITH Aquapit&Yosuke Onuma
自由って何?っていうのがテーマの曲かと。
衣食住が保証された(?)刑務所にいることに逆に満足してしまう囚人,刑務所で人権を主張し逆に独居房に押し込められる囚人,それぞれが「オレは自由だ!」と思う。
そして,脱獄を試みる囚人・・・無事脱獄できたかは・・・
The Showstopper SESSION WITH Blue Beat Players
ライブ上のご注意的な曲。ノリノリのトラックで歌詞が好き。
ウワサの真相 SESSION WITH WACK WACK RHYTHM BAND&F.O.H
「・・・伴奏」ver.も悪くはないけど,鋭いトラックのオリジナルの方が好きだなぁ。「〜伴奏」ver.はリズムが緩くなったような気がするので。F.O.H.の存在もかすんでしまったし。
メジャーデビューアルバムのタイトル曲。今のメジャー音楽業界を皮肉っていて,メジャーシーンに殴りこみをしたような衝撃作。
*1:ジャケ写をここに出すのはなんとも・・・(苦笑)タイトルをクリックして見てくださいませ。