しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

ゴスペラーズ・マイプレイリスト〜最and高の酒井(解説編)

「おうちからハーモニーを」をもう一度聞き直したら、面白かったので。

今回は、「ゴスペラーズ・マイプレイリスト〜最and高の酒井」の「解説編」、又の名を「誉め殺し編」をエントリー。
メンバーのコメントをできる限り拾ってみたら面白いことに。

いんじゃんでホイ

そもそも村上氏は自分以外のメンバー4人のマイプレイリストを準備。
前回はじゃんけんで負けた安岡氏の「貴女のユタカ」を発表。

今回は「いんじゃん」で勝った人のマイプレイリストを発表することに…
その結果。
北山氏✌️、酒井氏🖐、黒沢氏、まさかのフレームアウト👍🆖
( ̄▽ ̄;)らしいわぁ

黒沢氏が✌️を自己申告したので、酒井氏抜けでいいんじゃないという雰囲気が流れたところで、

もう一回やろう

というリーダーの鶴の一声で再戦。

北山氏✊、黒沢氏✊、酒井氏🖐

で酒井氏に決定‼️

酒:くろさわぁ〜❗️いい加減カメラの位置覚えろっ❗️これは花がつお1箱ぐらい送ってもらったっていい‼️

と大暴れ🤬🤯
後で黒沢氏は酒井氏に送ったそうな。
ってなぜ花がつお?猫🐱ちゃんにあげるんかしら?

まだ何も発表してないのに、笑いの神が降りてくるってスゴくない?

タイトル発表

村:最高の曲書いてたんだよね。多すぎるから選ぶのが大変だった。
酒:俺そんな言葉遣いすることないんだけど。

確かに自分では言いそうでないけど、言い得て妙。流石リーダー。

いよいよ酒井雄二劇場🎪開幕〜‼️

1 シアトリカル(作詞・作曲・編曲:酒井雄二 編曲:K-Muto)

アルバム「Dressed up to the Nines」収録

(村上評)
イントロの音数、リズムもコードも少なく、フレーズのみでつくるところにミニマリスト酒井としての心意気が見える。

ほほぉ〜「ミニマリスト酒井」ね。_φ(・_・

2 2080(作詞・作曲:酒井雄二、編曲:江上浩太郎

アルバム「STEP FOR FIVE」収録

(村上評)
酒井雄二の名刺代わりの曲
曲が持ってる疾走感が特徴。
歌詞も「だなんて きいたって」というような酒井節。日本語なんだけどビート重視。
コンセプトに「100年後の’80s」を持ってくる目の付け所もよい。

北:触ったら切れそう⚡️🗡

「STEP FOR FIVE」に収録したソロ曲は、メンバー一人一人が自分のソロライブを意識して選曲したという話も出てた。
ってことは「酒井氏が考える酒井氏らしい曲」ってことね。

3 Love Vertigo(作詞:酒井雄二 作曲:酒井雄二平田祥一郎 編曲:平田祥一郎

アルバム「Hurray!」収録

(北山評)
どんな流れでもグッと持ってくる曲

村:最初の3曲はR&B的なリズムの曲を選んだ。3曲目も曲自体はスローでもリズムの組み方は早い。

「Vertigoる」という言い方からは当然入るよね的な雰囲気。メンバー内の評価は高そう。

と、この辺りから、酒井氏が割り箸を口に挟んで「シューシュー」威嚇する猫🐱みたいになってきたぞ。

4 t.4.2. (作詞・作曲: 酒井雄二/編曲: 高野寛酒井雄二

アルバム「MO' BEAT」収録、アルバム「Love Notes」再録

(村上評)
ここからメロウな曲に。ロマンチスト酒井な曲。

村:当時、「高層階にあるオシャレなバー🥂🍷🥃🍸🍹🍾が嫌い😤」って言ってた。
北:というより、そういうオシャレなバーに通ってる人を敵視🔥してた。

当時24才ぐらいの酒井氏。とっくにバブルは崩壊してたけど、バブルの記憶が残っていた時代。同じロストジェネレーション世代からすると、わかるような。

北:「エレベイター」がいいね。最後は想いがあふれて絶唱していく。
村:そこに酒井の高層階への渇望が見える。
安:お茶にアルコール入っていないのにのめり込んでいくよう。情景が見えるんだよねぇ〜
北:当時、最初に酒井さんのデモ(?)を聞いたら怒ってるように聞こえた。「今日最後『の』」とか。

反論できないのをいいことに言いたい放題😁

実は「答え合わせ編」で
「穏やかでキレイめな曲なので、トンがってた若き酒井氏とイメージ合わないなって思って外したんですが…」
って書いちゃったけど、この曲のときもしっかりトンがってたとの証言…😁

5 めぐる想い(作詞: 相田毅/作曲・編曲: 酒井雄二

アルバム「アカペラ」収録

(村上評)
転調を面白く使っている。テーマを調の中で変えている。

北:アカペラの転調はイメージできて、ちょっと裏切るくらいがいいんだけど、それが出来ている。
コンセプトとシーンがリンクしている。
黒:3連(符)が「めぐる」に合っている。

「転調と言えば北山」と言われる北山氏絶賛。

6 Recycle Love(作詞・作曲・編曲:酒井雄二

シングル曲

村:酒井にしか作れない曲。平山(雄一?)さんが「酒井くん、究極のラブソングだね。」と言ってた。環境問題とか入っていて規模が大きい。
北:時空を超えている。
安:SF入ってる。酒井さんの頭の中がどうなっているか知りたくなる。

ほんと発想がユニーク。

7 いろは 2010(作詞・作曲:酒井雄二 / 編曲:酒井雄二&PGB)

「愛のシューティング・スター」のc/w

村:2010ver.にしたのは、アガるアカペラから灼熱の後半戦へ、っていうことで。
「つ・ね・ならむ」がこっちじゃないとない。あそこの声帯はどうなってる?っていう。

この前のライブでもバンドありだったけどよかったなぁ。

8 1, 2, 3 for 5 (作詞・作曲:酒井雄二 編曲:YANAGIMAN)

(村上評)
オーセンティックな、オールドスクールな60年代、70年代スタイルのソウルミュージックをステージングも含めてどう確立するか?
ヒット曲が幸いなことに増えて客席に来てくれるお客さんにどういう風にショーマンとしてやっていくのか、ずっと試行錯誤していた。
その一つの形になった。

北:ゴスペラーズを救った曲。
黒:これで新しいゴスペラーズを提案できた。
安:イベントやフェスで初見の人、わかりやすいのはちびっ子たちもこの曲だけははまる。ゴレンジャー感がある。音楽の力を引き出す曲。
村:軍団がいて、順番に何かをやって揃えるっていうのはウケる基本。ズラしてズラしてまとめる。

手放しで大絶賛。
リリースされた当時のワクワク感は忘れられないなぁ。

9 Fly me to the disco ball(作詞:酒井雄二/作曲:酒井雄二平田祥一郎/編曲:平田祥一郎

シングル曲

村:盛り上がってきたところで昇天です。幸福感のある曲。イントロの流れるエレピのフレーズ、平田くんのアレンジが素晴らしい。

よみうりランドでのイベントが初歌いで、難しい歌詞の曲だから大変だった(by村上氏)そうで。
「幸福感」ピッタリな言葉。

10 fairwind(作詞・作曲:酒井雄二/編曲:田辺恵二

アルバム「二枚目」収録

村:ライブが笑顔で終わる。
安:客席で泣きながら笑ってこうやって(と言いながら両手挙げながらゆらゆらと揺れて)歌う光景が見えるよう。
村:「Atlas」と迷ったけど、最後の「ラララ」がよいので。(加藤)登紀子さんから(コンサートのセットリストについて)「途中はどんなややこしいのでもいいけど、最後に出口のメッセージだけはわかりやすくしてあげないとダメ」と言われたことがあって。
安:最後はみんなで幸せになろう

ライブで見たっけ?っていうぐらいご無沙汰な曲。
そっか最後は、Simple is best なのね。

最後に

安:カードが一杯ある。
北:切れ味のあるカードをあちこちにパッパッと使える。やっぱり、才能なんですね。
安:「才and能」になるのかな?ね、気持ちいいでしょ?
酒:施されたら施し返す。恩返しです。(from ドラマ「半沢直樹」の大和田のセリフ)
安:俺の気持ちわかるでしょ。いまの酒井さんの気持ちわかるの俺だけなんだもん。
村:俺はわかんない。
酒:次、俺は終わったという顔をするのは許されない。

褒めまくりなのに、ご本人は照れ隠しなのか、最後まで威嚇😁

ビートが効いたアップテンポもスローなものもいけますしね。まさに「最and高」
メンバーからの「コイツならなんかスゴイもの作れる」っていう信頼感が見える。
「切れ味の鋭さ」は持ち味かも。