ヤマハが出しているムックで、音楽から見たフィギュアスケートという競技の魅力が伝わってきて面白かったですね。
浅田真央選手のSP「仮面舞踏会」(ソロと連弾の2パターン)&FS「鐘」、安藤美姫選手のSP「レクイエム」、織田信成選手のFSの一部になっている「ライムライト」のピアノ楽譜が5曲分付き。
トリビア
13選手5組全曲の解説付き。日本代表選手の解説は丁寧で読みごたえがあり満足です。
こぼれ話では・・・
カセットテープの時代だったころは、海外の会場によって電圧が違えば、若干テープの再生速度が変わり、そのため最終的に1〜2秒ズレて音楽が終わることも珍しくないので、0.02秒ずつ時間をずらして、3.54秒テープ、3.56秒テープ・・・・4.06秒テープというようにテープを7本作り、2プログラムあるので×2の1試合で14本のテープを準備してた選手もいた
とか
トリノ五輪で直前になってSPを「幻想即興曲」に変更した荒川静香選手は、変更する際にコンピューターに荒川選手の演技のデジタル映像を再生しながら音楽を流し、曲を演技に合わせてカットしたり、回転速度も変えて4分に合うようした
とか
なにげなく聴いている音楽にそんな工夫がされているんだなぁという話があり、それも面白いですねぇ。
今後、フィギュアスケートを見るときにより深く選手のプログラムに対する意図が理解できそう。