しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

FRENZY

FRENZY

FRENZY

2月になると聞きたくなる,このアルバム。
1年で一番寒いこの季節に発売された,ゴスのCDで一番熱いCD。


タイトルでもある「FRENZY」とは「忘我の熱狂」という意味だとか。


前作がミリオンヒットになった

Love Notes

Love Notes

当時,ブレイクしたことに嬉しさを感じつつ,「ゴス=バラード」というイメージが世間に広まることに戸惑いとも不満とも言えるものを感じてまして。


そんなモヤモヤとした気持ちを打ち消すかのように,リリースされたアッパーなアルバム,「FRENZY」。
前作から一転してアッパーな路線でいくことで,「バラード歌い」のイメージで固定されることを拒否する意志を明らかにしているように思えて。
だから


オトナのツッパリアルバム


なんて,呼んだりして。
これを聞いて安心したゴスマニアがここに一人。
彼らはブレイクしたけど,それまでとマインドは変わらないんだ,と。
バラードでブレイクしたこの時期にこういうアルバムを出してくれる彼らに拍手喝采

ジャケ写

赤と黒でキメた彼ら。
初めて(失礼!)素直に「かっこいいっ!」と思えまして。

FRENZY(作詞:ゴスペラーズ,作曲:酒井雄二村上てつや

アルバムのタイトルチューン。熱いアゲアゲの曲。
アタシ的には第2の「FIVE KEYS」。

Get me on(作詞:山田ひろし,作曲:酒井雄二

Get me on

Get me on

作詞家・山田ひろしにより展開されるオトナの世界。
PVでの美人ダンサーさんに絡まれても一顧だにしない酒井氏に突っ込まずにはいられないでしょ(笑)。
酒井氏&黒沢氏のツインリードのシングルというのは,初めてかも。

ポーカーフェイス featuring Rhymester(作詞:安岡優・S.Sasaki・D.Sakama,作曲:黒沢薫・宇佐美秀文)

もはや1、2位を争うspa的ベストゴス曲にまでなった曲。
宇佐美さんの作り出すビート、安岡氏の書いた男女の駆け引きをカードゲームになぞらえた詩、「Hip Hopって全然わかんない!」というアタシの思い込みを思いっきりぶち壊しライムを踏むことの楽しさを教えてくれたクレバーなRhymesterのラップ、そして黒沢氏のシャウトが見事にマッチしたこの曲。もう完璧(きっぱり)。
「Rhymester」についてのエントリーもどうぞ

残照(作詞:山田ひろし,作曲:村上てつや妹尾武

村上氏の語りかけるAメロでやられたっ!

誓い(作詩:安岡優,作曲:黒沢薫

誓い

誓い

実はこれがシングルで出たとき、「またバラードかよぉ。」とガックリ。
世間受けはいい曲らしいのだけど・・・

告白(作詞:村上てつや山田ひろし,作曲:村上てつや

こちらのエントリーで語りまくりなので,パス

Body Calling(作詩:安岡優・J.Que,作曲:Teddy Bishop)

タイトルだけでおこちゃま立ち入り禁止の雰囲気漂う。
本場のR&Bテイストたっぷり。こんな曲も歌えるようになったんだぁ・・・。

It should've been me(that loved you)

Family Standの

Connected

Connected

  • アーティスト:Family Stand
  • 出版社/メーカー: Elektra / Wea
  • 発売日: 1998/02/24
  • メディア: CD
に収録されている曲のカバー。
オリジナルとは異なるJazzyなアレンジがお気に入り。
酒井氏の艶やかな声&北山氏の激情をぶつける歌いっぷりに惚れる。
欲を言えば10年後にまた聴きたい。
そのときはもっともっとこの世界に浸れるオトナの味が出ているだろうから。

ひとり(作詞・作曲:村上てつや

ひとり

ひとり

あちこちで聴きすぎたのでついつい飛ばして聴くという可哀相な扱いを受けている・・・(合掌)
(シングルCDとしてエントリー予定)

真夜中のコーラス(作詞・作曲:村上てつや

TBSで放送されていたゴス(最初は村上&安岡,後に安岡&酒井)がパーソナリティだった同名のラジオ番組のテーマソング。
和楽器のストリングスも取り入れ,歌詞もなかなか凝った曲。

約束の季節(作詞:安岡優,作曲:北山陽一・橋哲夫)

約束の季節

約束の季節

このアルバムでこの位置にあると、カラっとした夏の曲なのになぜか寂しい印象を受ける,不思議な魅力のある曲。
(シングルCDとしてエントリー予定)

DAWN 〜夜明け〜

最後の位置にはふさわしい曲。このまま眠りにつきたい。