しあとりかる-Theatrical-’s blog

観たこと聴いたことに愛あるツッコミを!!

高津臣吾監督率いる東京ヤクルトスワローズ、20年ぶりの日本一に

接戦続きのスワローズvsオリックス日本シリーズは、4勝2敗でスワローズの勝ち。
ヒリヒリするような展開が続き、チラチラ見てるぐらいだけど、面白かった。

ヤクルトはチームの方針をしっかり選手が実践してて、まとまったチームだった。
オリックスの方が沢村賞の山本由伸投手を始め、個々の能力の高い選手が多いので、有利かなと思っていたけど、若手が大舞台で力を発揮し、ベテランが決めるというバランスの良いヤクルトが上回ったよう。

胴上げされた高津監督、それを支えた伊藤智投手コーチ、ベンチには嶋基宏選手がいて、声出しをしたり、投手にアドバイスをしてる。
ノムじぃに見せたかったなぁ。

BIG BOSS SHINJO

いやぁ〜華があるって得難い個性だよな。
でもまさか監督となって球界に戻ってくるとは。

「これからはパ・リーグです。」

と彼は言い、それが現実となっている。今や、人気も実力もパ・リーグだと言ってもあながち間違いではない(黄色と黒のシマシマエリアとか、真っ赤エリアとかの一部地域を除く)。
そんな記録よりも記憶に残る伝説の名選手が球界に戻ってきた。

それもコーチとしてではなく、BIG BOSS(=監督)として。
どんな風を起こすのか楽しみだわ。

この人もノムじぃの教え子だったんだよなぁ。

二人のエース

15年前の甲子園をわかせた二人のエースが久しぶりにネットニュースで並んだ。

一人は、ファイターズの斎藤佑樹投手。
今日、11年間のプロ野球人生の幕を下ろした。
最後のピッチングは、最速129キロ、フルカウントの末に四球。
プロでの通算成績は、89試合 15勝26敗 364.2回 209奪三振 防御率4.34
ちなみに、アマチュアでの成績
【高校時代】
2006年 第78回選抜高等学校野球大会 ベスト8
     第88回全国高等学校野球大会 優勝
【大学時代】
2007年 大学選手権優勝
2010年 明治神宮大会優勝
東京六大学リーグ 通算61試合 11完投 31勝15敗 371.1回 323奪三振 防御率1.77

数字を見てしまうと、どんな思いで今日の日を迎えたんだろうなと思ってしまう。
まだ32歳。セカンドキャリアでの幸あらんことを。


もう一人は、イーグルス田中将大投手。
プロ15年目で日米通算181勝、今年メジャーから帰ってきたエース。
防御率2点台なのに、無援護が続きいまだ4勝と我慢のシーズンを過ごしている。
そして、今日は5回5失点、9戦連続勝ち星なし。


今シーズンはどちらも苦しいシーズン。
でも、15年前の煌めきを覚えているファンは多い。

石沢麻依「貝の続く場所にて」

 

夏休みに一気読み。

GoogleMapでゲッチンゲンの街を巡り、wikipediaで絵画を鑑賞しながら、ibookでこの小説を読むというのは今どきの読み方?

一方で書かれた文体は、高校生のときの現代国語で教科書にある明治の文豪の文章と格闘する感覚が蘇るほど古風。

このアンバランスな感じが面白い。

 

読み慣れない文体でも読み終えられたは、題材に惹かれたから。

朝ドラ「おかえりモネ」の今週の展開(3.11のときに仙台にいた主人公は妹に「津波見てないもんね。」と言われたことが引っかかり、後ろめたさを感じているシーンがある。)とリンクしているようで。

 

津波の被害を受けてはいないけど「被災地」と括られる場所に住む者が想う「あの日」。

 

10年経って語れるようになったこともあるし、まだ語れないこともある。想いは複雑で整理できていない。

小説だから表現できるものがある。そんなことを改めて認識させてくれた作品。

 

あのときの津波で行方不明となった友人がゲッチンゲンにいる主人公に会いにくる。

 

東北では「オガミヤサマ」とか「カミサマ」とか呼ばれるあの世とこの世を繋ぐ能力を持った人に「子どもの名前をつけてもらう」なんてことが日常会話でサラリと出てくる。そんなあの世とこの世の距離感は非東北出身かつ20年以上東北で生活する私には未だにわからないもの。

ただ、3.11以降、あの世にいる人に想いを馳せることが多くなった。

だからなのか、宮城県出身の作者が描くこの小説の世界をオカルトとは思わない。そんなこともあるかもね、3.11を経験した者の感覚ってこんな感じだよな、と。

 

そして、ドイツで西洋美術史を研究する作者ならではの絵画の表現。

アルブレヒト・アルトドルファーの「アレキサンダー大王の戦い」という名作に会えて良かった。

もしかしたら、ドイツを旅行したことがあって、絵画鑑賞が好きで、西洋美術史にも興味があって、宮城県で震災を体験したからこそ、この小説の世界に馴染めたのかもしれない。

「いだてん〜東京オリムピック噺〜」総集編を開会式の日に見てみた

2年前には想像できなかったなぁ…

「今の日本はあなたが世界に見せたい日本ですか」

ってセリフの重みを。

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おかえりモネ〜登米&気仙沼編

リアルタイムでは見れないけど、NHKプラスで毎週土曜日に一気見。

北上川気仙沼大島、登米の山林の映像が美しくて癒される。
朝の忙しいときのながら見には合わないけど、じっくり週末に観るにはちょうどいいゆったりしたスピード感だったり、ほんわかとした温度だったり。

登米林業気仙沼の牡蠣の養殖業の話が興味深いなぁ。
震災の取り上げ方も丁寧で好感が持てる。

さて、これから東京編。どんな展開になるのかな?