去年の4月から「マッサン」以来久しぶりの朝ドラを観て出かける生活スタイルに戻った。さらに今は「あさイチ」の朝ドラ受けまで見て。
ある時期からはむしろ華丸大吉両氏の素晴らしく的確な朝ドラ受けが目的だったり。
「ムービングサーズデイ」「プロポーズのオフサイド」は名言なり。
近江アナは知っていたが、全然二人のこと知らなかったのでモノマネや漫才をYouTubeで見たら、すんなり面白い。キャリアの長さから来る味わいがある。
あさイチの司会に上手くハマったと思う。
この1年での最大のヒットは華丸氏vs脚本家女史の対談。
視聴者としての疑問をひるまずストレートにぶつけた。あそこまで相手に不快に思わせずにガチで斬り込んでいるのをTVではなかなか見られない。おかげで相手の「器」がよくわかった。
朝ドラ評論家としてもプロだわ。
あの朝ドラでは最終週に震災が取り上げられて、気持ちがザワザワした。
ネットではそれと比較する形で「あまちゃん」のときの表現方法が話題になってたが、リアルタイムでは見てなかったので震災の回から一気に最終回近くまで見た。
八戸に住んでたとき、ロケ地の久慈には何回も遊びに行ってたから見たことある場所が映っててフィクションなんだけど、そうじゃないみたいで懐かしかった。
関東に来て東北の言葉を聞く機会がめっきり減ったから、北三陸のコトバの響きも懐かしかった。
震災後のエピソードも確かに細かなところまで神経が行き届いていた。リアルな現実が表現されていた。不思議なほど違和感はない。
しかもクドカンだからちょいちょいギャグを入れてるけど、不自然じゃなくて役者さんが自然にその役として生きている感じがした。
あまちゃんのセリフの所々にプロフェッショナルな人の矜持が見えた。
クドカンのスゴさを知った。